(第1906報)
平成13年度 第7報
(平成13年5月10日〜5月16日)【旧暦:4月17日〜4月23日/月齢:16.5〜22.5/潮汐:大潮〜小潮】
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今週のトピック 県本土海域の定置網でマアジが好漁。 |
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※ 海 況
定期客船観測(5/16〜5/17)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
21.27 |
+0.15 |
+1.27 |
やや高め |
竹島沖 |
20.97 |
−1.55 |
−1.48 |
やや低め |
屋久島 |
25.22 |
+1.46 |
− |
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黒 潮 |
26.00 |
+0.06 |
+0.68 |
やや高め |
与路島 |
23.41 |
+1.73 |
+0.20 |
平年並み |
甑海峡 |
20.79 |
−0.12 |
+0.51 |
平年並み |
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(甑航路は5/17現在)
5月8日に中之島の北5マイル付近にあった黒潮北縁域は,その後北上し,17日現在,屋久島の北3マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,竹島沖では前週より1.6℃降温し“やや低め”となった。その他の海域では昇温し,奄美海域では“平年並み”鹿児島湾及び黒潮水温は“やや高め”となっている。
甑航路フェリ-観測による甑海峡中央部の表面水温は,5月17日現在,前週より0.1℃降温し,
“平年並み”となっている。
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船1統が野間池沖で中マアジ及び小サバ主体に2.1トン,中小型船20統が串木野,甑東,甑西等で小マアジ主体に5.1トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船1統が種子島北で中ムロアジ主体に11.6トン,中型船7統が馬毛島,開聞沖で大ゴマサバ主体に18.1トン/統の漁。
山川港入港船は,中型船1統がアカボ(ハチビキ)主体に13.2トンの漁。
〇定置網
西薩南部では,1統当たり多い日でヨコワ(3kg以上)が80尾,マアジ(100〜150g)が300kg,アジ仔(5〜8cm)が900kg,カマス(100〜120g)が200kg,コショウダイ(1.2〜1.3s)が60尾,トビウオ(100〜200g)が300kg,ブリ(7〜8kg)が30尾,シロカワ(150kg)が1尾の入網。
鹿児島湾口部,薩摩半島側では,1統でマアジ(100g前後)が多い日で2トン,アジ仔(2〜3cm)が
400kg,ヒラマサ(4kg前後)が30尾の入網。大隅半島側では,マアジ(100g前後)が1トン/統,アオアジ
(200〜500g)が1トン/統の入網。
志布志湾南部では,1統の週計でマアジが6.1トン,カタクチイワシが1.9トン,チダイが280kg,アカカマスが
280kg,ブリが150kgの入網。
大隅半島東岸では,延べ64統でカタクチイワシ,マアジ他が週計で52.7トンの入網。
熊毛海域では,多い日でウスバハギ(1.5kg前後)が2トン/統の入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,週計で52隻がカタクチイワシを主体に80.1トンの漁。大隅海域は,1隻がカタクチイワシ主体に160kgの漁。
・吾智網
西薩海域では,マダイ(1.5〜2kg)を多い船で
30s/隻とやや低調になった。
・バッチ網
西薩海域でシラスを0.5〜1.5トン/統の漁。
・トビウオロ-プ曳
熊毛海域では,中トビ,小トビ主体に300箱/統の漁。
・刺網
甑島海域では,キビナゴを多い船で20箱/隻,西薩南部海域ではキビナゴを10箱/隻,鹿児島湾口部ではキビナゴを5〜8箱/隻の漁。
西薩海域では,多い船でチダイ(200g)を50kg/隻,コウイカ(1kg前後)を30kg/隻の漁。
・カツオ一本釣り
奄美南部海域では,カツオ船6隻の週計でカツオ
(2s)及びシビ(2〜15kg)を主体に34.2トンの漁。
・一本釣り他
南薩海域の曳縄でハガツオ(1.0〜1.5kg)を多い船で50尾/隻の漁。
種子島のトコブシは,多い日で300kg/日の漁。