(第1945報)
平成13年度 第46報
(平成14年2月21日〜2月27日)【旧暦:1月10日〜1月16日/月齢:8.8〜14.8/潮汐:長潮〜大潮】
今週のトピック 宇治群島周辺海域の大中型まき網でゴマサバ(大)が好漁。 |
※ 海 況
定期客船観測(2/26〜2/27)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
15.91 |
−0.02 |
−0.25 |
平年並み |
竹島沖 |
19.81 |
+2.13 |
+0.65 |
平年並み |
屋久島 |
20.06 |
+0.19 |
− |
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黒 潮 |
22.06 |
−0.11 |
+0.25 |
平年並み |
与路島 |
20.42 |
+0.11 |
−0.40 |
やや低め |
甑海峡 |
17.23 |
前週ドック |
+0.97 |
やや高め |
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(甑航路は2/27現在)
2月21日に屋久島御崎の南8マイル付近にあった黒潮北縁域は,一時南下した後北上し,27日現在,屋久島御崎の南4マイル付近にある。
定期客船観測による2月26〜27日の各海域の表面水温は,谷山沖では前週と変わらず,平年値との比較では,“平年並み”,竹島沖では,前週より2.1℃昇温し,“平年並み”,黒潮は,前週より降温し,“平年並み”,与路島は,前週より昇温し,“やや低め”となっている。
甑航路フェリー観測による甑海峡中央部の表面水温は,2月27日現在,17.2℃で,平年値との比較では,“やや高め”となっている。
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,中型船延べ4統が甑東,阿久根沖でマアジ豆・アオアジ豆主体に平均3.9トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船延べ4統が宇治群島,野間池沖でゴマサバ大主体に平均21.0トン/統,中型船延べ11統が馬毛島周辺等でムロアジ中,ゴマサバ大主体に平均19.4トン/統の漁。
山川港,内之浦港は,入港船なし。
〇定置網
甑島では,多い日でブリ(5kg)が50尾/統,コウイカが20kg/統の入網。
西薩南部では,1日のみブリ(7kg)が15尾/統,サワラ(0.6〜2.5kg)が100kg/統,マアジ(70g主体)が100kg/統,ハガツオ(1.2kg)が30尾/統の入網。
鹿児島湾口部,薩摩半島側では,多い日でマアジ(70〜80g)が4.5トン/統の入網。大隅半島側では,連日マアジ(100〜300g)が60kg/統,ヒラソウダ(0.5〜1kg)が80kg/統,カマス(100g)が30kg/統の入網。
志布志湾南部では,大型1統の週計でカタクチイワシが17.7トン,ブリが390kg,サワラが360kgの入網。
大隅半島東岸では,週計延べ42統でカタクチイワシ,ブリ主体に14.8トンの入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域で,ウルメイワシ主体に平均1.6トン/隻。
・刺網
キビナゴは,甑島海域では,2〜3箱/隻。鹿児島湾口部では,多い船で5箱の漁。
ヒラメは,西薩海域では,1kg前後サイズ主体に多い船で50kg。西薩南部海域では,1〜2kgサイズ主体に多い船で20尾の漁。南薩海域では,1kg前後サイズ主体に1〜2尾/隻と低調。
サワラは,西薩海域では,2kgサイズ主体に多い船で100尾。西薩南部海域では,2.5kgサイズ主体に多い船で50尾の漁。
チダイは,西薩海域では,300g前後サイズ主体に多い船で20kgの漁。
・トビウオロ-プ曳
熊毛海域では,大トビを1500尾/統と好漁。
・一本釣り他
西薩海域では,マダイ延縄で1〜2kgサイズを30
kg/隻。西薩南部海域では,一本釣りでマダイ(1.5kg主体)を15尾/隻。イサキ(300g)を15kg/隻。マアジ(200g)を20kg/隻の漁。
熊毛海域では,釣りでサバフグ(700g主体)を多い船で180kg/隻。アオリイカ(0.3〜4kg)を15尾/隻。メダイ(5kg前後)を5尾/隻の漁。
奄美南部海域では,カツオ一本釣りで,シビ(1〜4kg)主体に多い日で1.2トン/隻。ソデイカ旗流し釣りで,ソデイカ(10kg前後)を90尾/隻。マグロ旗流し釣りで,シビ(10〜15kg)を500kg/隻の漁。