(第1944報)
平成13年度 第45報
(平成14年2月14日〜20日)【旧暦:1月3〜9日/月齢:1.8〜7.8/潮汐:中潮〜小潮】
今週のトピック 枕崎,山川でカツオ大(5〜10s)のまとまった水揚げがみられた。 |
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※ 海 況
定期客船観測(2/20〜21日)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
15.93 |
−0.59 |
−0.45 |
やや低め |
竹島沖 |
17.68 |
−0.43 |
−1.57 |
かなり低め |
屋久島 |
19.87 |
+1.61 |
− |
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黒 潮 |
22.17 |
−0.44 |
+0.46 |
やや高め |
与路島 |
20.31 |
−0.51 |
−0.52 |
やや低め |
甑海峡 |
− |
− |
− |
− |
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(甑航路はドック中でデ−タなし)
12日に屋久島御崎の南8マイル付近にあった黒潮北縁域は,14日には竹島南7.9マイル付近まで北上したが,その後南下し,21日現在,屋久島御崎の南7.6マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,谷山沖では,前週より0.6℃降温し,平年値と比較すると“やや低め”,竹島沖では,前週より0.4℃降温し,平年値と比較すると“かなり低め”,黒潮水温は,前週より0.4℃降温したが,平年値と比較すると“やや高め”,与路島は,前週より0.5℃降温し,平年値と比較すると “やや低め”の値となっている。
甑航路フェリ−はドック中でデ−タなし。
※ 漁 況
先週に引き続き,時化の日が多く,全般的に低調な漁模様であった。
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船1統が野間池沖でカイワリ主体に13.8トン,中型船延べ9統が串木野沖でマルアジ豆,マルアジ小主体に平均11.0トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船延べ6統が馬毛島周辺でゴマサバ大,野間池沖でアカムロ主体に平均 11.2トン/統,中型船延べ15統が馬毛島周辺で ゴマサバ大,種子島東でアカアジ,佐多沖でマアジ豆主体に平均23.5トン/統の漁。
山川入港船は,中型船延べ2統がサバ大,アカアジ主体に平均12.1トン/統の漁。
〇定置網
西薩南部海域では,20日に1統のみ,サワラ (0.5〜1s)が700s,サンマ(200g)が100s, トビウオ(200〜300g)が150sの入網。
鹿児島湾口部薩摩半島側では,連日マアジ (100g)が,700〜800s/統・日,大隅半島側では,連日マアジ(100〜200g)が20〜30s/統・日,ヒラソウダ(1s)が 30〜40s/統,カマス(100g)が30〜40s/統・日の入網。
大隅東部では,延べ27統がカタクチイワシ,マアジ中主体に,週計で9.6トンの入網。
志布志湾南部では,大型1統小型2統が,カタクチイワシ主体に,週計で6.2トンの入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,ウルメイワシ主体に0.4トン/隻の漁。 大隅海域では,カタクチイワシ主体に0.3トン/隻の漁。
・ヒラメ刺網
1sサイズ主体で,西薩海域では,10〜30s/隻・日,西薩南部海域では,5〜6s/隻・日と低調な漁模様。
・キビナゴ刺網
甑島海域では,2〜10箱/隻・日の漁。
・ブリ飼付け
鹿児島湾口部大隅半島側で4〜10sサイズを10尾/統・日の漁があっただけで,ほとんどの海域でほぼ終漁した。
・トビウオロ-プ曳き
熊毛海域で,大トビを900〜2000尾/隻・日の漁。
・一本釣他
西薩海域では,イカ籠で甲イカ(300〜400g)を 10〜15s/隻・日の漁。甑島海域では,釣りでブリ(8〜14s)を1〜4尾/隻・日,マダイ(1〜2s)を20〜30s/隻・日の漁。熊毛海域では,釣りで16日のみ,サバフグ (700〜800g)を500〜 600s/隻・日の漁。屋久島のゴマサバ釣りは, 900gサイズを18日のみ10〜20s/隻の漁。奄美南部海域では,一本釣りでキハダ(10〜20s,1〜5s)主体に,週計で2.5トン/3隻の漁。