(第1938報)
平成13年度 第39報
(平成14年1月3日〜1月9日)【旧暦:11/20〜11/26,月齢:19.3〜25.3,潮汐:中潮〜若潮】
今週のトピック 年明け後,時化続きで全般に低調な漁模様。 |
※ 海 況
定期客船観測(1/9〜10)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
16.49 |
-0.85 |
-1.49 |
著しく低め |
竹島沖 |
20.72 |
+1.11 |
+0.19 |
平年並み |
屋久島 |
20.85 |
+0.39 |
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黒 潮 |
21.89 |
-0.26 |
-0.88 |
やや低め |
与路島 |
22.14 |
-0.36 |
+0.09 |
平年並み |
甑海峡 |
16.80 |
-1.15 |
-0.76 |
平年並み |
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(甑航路は1/10現在)
1月1日に屋久島の南12.8マイル付近にあった黒潮北縁域はその後一時南下したが再び北上し,1月9日現在,屋久島の南6.7マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,
1月9日現在,竹島沖・屋久島御崎沖で前週より昇温,その他の海域で降温した。平年との比較では,谷山沖では“著しく低め”,黒潮流域では“やや低め”,その他の海域では“平年並み”となっている。
甑航路フェリー観測による甑海峡中央部の表面水温は,1月10日現在,前週より降温し,“平年並み”となっている。
※ 漁 況
全般に時化により低調な漁模様
〇まき網
阿久根港入港船は,中型船延べ3統が串木野沖でマルアジ・マアジ主体に,平均で40.3トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船1統がアカアジ・ムロアジ小・オアカムロ主体に17.6トンの漁。
山川港入港船はなし。
内之浦港は入港船は,中型船延べ5統がマアジ・マルアジ他を,平均で2.5トン/統の漁。
〇定置網
甑海域では,カンパチ(1〜2kg)が20〜50尾/統・日と低調。
西薩南部海域では,多い日でソウダガツオ(500g)が1.5トン/統,ウスバハギ(1.2〜
1.3kg)が100kg/統,ヨコワ(クロマグロ幼魚:3〜4kg)が4尾/統と低調。
鹿児島湾口部の薩摩半島側では,多い日でウスバハギ(1.5〜2.0kg)が250kg/統,スルメイカが24ハイ入りで10箱/統,ゴマサバ(500g)が200kg/統,豆アジが450kg/統。大隅半島側では,ウスバハギ(1.5〜2.0kg)が35〜
40kg/統と低調。
志布志湾南部では,1統の週計でウスバハギ・タチウオ主体に2.4トンの入網。
大隅半島東岸では,延べ33統でスルメイカ・ウスバハギ・メアジ他が,週計で15.2トンの入網。
〇その他の漁業
・キビナゴ刺網
北薩海域では,週計延べ42隻で3.4トンの漁。
・イセエビ刺網
西薩海域では,多い船で30kg/日の漁。
・ヒラメ刺網
西薩海域では,1kg前後のサイズを多い船で20kg/日と低調。
・サワラ流し網
西薩海域では,サワラ(2kg前後)を1日のみ200kg/隻と年末に続き好調。
・ブリ飼付け
鹿児島湾口部の薩摩半島側では,5〜6kgサイズを多い日で30尾/統の漁。
大隅半島南部では,5〜6kgサイズを14〜15尾/統・日と低調。
・一本釣他
熊毛海域では,1日のみ曳縄でハガツオ(1〜2kg)を0〜30kg/隻,一本釣りでミズイカ(1〜2kg)を多い船で30kg,サバフグ(200〜600g)を100kg/隻の漁。
奄美海域では,竿釣り船1隻がキハダ(1〜5kg)を300kg,メバチ(7〜8kg)を100kg,カツオ(1kg前後)を100kgと低調。旗流し船1隻がキハダ(27〜28kg)を2尾と低調。