(第1933報)
平成13年度 第34報
(平成13年11月22日〜28日)【旧暦:10月8〜14日/月齢:6.8〜12.8/潮汐:小潮〜大潮】
今週のトピック 志布志湾のバッチ網が,1〜2トン/統・日の漁 |
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※ 海 況
定期客船観測(11/28〜29日)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
20.34 |
−0.90 |
−0.5 |
やや低め |
竹島沖 |
21.88 |
−0.42 |
−1.38 |
かなり低め |
屋久島 |
22.83 |
−2.20 |
− |
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黒 潮 |
25.11 |
−0.44 |
+0.42 |
やや高め |
与路島 |
23.51 |
−0.87 |
−0.75 |
やや低め |
甑海峡 |
20.77 |
−0.10 |
+0.49 |
平年並み |
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(甑航路は11/29現在)
11月21日に屋久島御崎の北7マイル付近にあった黒潮北縁域は,26日には中之島付近まで南下したが,その後北上し,28日現在,平瀬の北5マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,全般的に前週より降温し,平年値と比較すると 黒潮水温は“やや高め”,他の海域は“やや低め〜かなり低め”の値となっている。
甑航路フェリ−観測による甑海峡中央部の表面水温は,29日現在,前週より0.1℃降温し,“平年並み”の値となっている。
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,中型船延べ15統が甑島東でサバ類中,マルアジ豆主体に13.1トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船延べ4統が馬毛島周辺ででマアジ,ムロアジ主体に7.9トン/統,中型船延べ15統が種子島東でオアカムロ,馬毛島周辺でムロアジ主体に20.4トン/統の漁。
内之浦入港船は延べ2統がムロアジ主体に3.0トン/統の漁。山川入港船は延べ2統がムロアジ中小,オアカムロ主体に14.0トン/統の漁。
〇定置網
西薩南部海域では,1統当たり多い日で,カマス(80g)が500s,サワラ(2〜3s)が100尾,シイラ (0.8s)が800s,カンパチ(1s)が100尾の入網。
鹿児島湾口部薩摩半島側では,カンパチ(1s)が25〜50尾/統・日,ハガツオ(1s)が70〜90尾/統・日,ブリ(4s)が4〜8尾/統・日,ウルメイワシが160s/統・日の入網。大隅半島側では,スマ(1.2s)が30s/統・日,カマス(50〜100g)が50〜60s/統・日,ヒラソウダ(0.8〜1s)が 40〜50s/統・日の入網。
甑島漁場では,1統のみカンパチ(1.2s)が70〜100尾/日の入網。
大隅東部では,週計でマアジ中,サバ類中主体に延べ51統で31トンの入網。志布志湾南部では,大型1統小型2統により週計でマアジ,マルアジ主体に8.2トンの入網。
〇その他の漁業
・バッチ網
西薩海域では,多い日でチリメンを1〜6トン/統,志布志湾海域では,チリメンを1〜2トン/統・日の漁。
・吾智網
西薩海域では,マダイ(1〜3s)を多い船で20s/隻・日,チダイ(200〜300g)を多い船で200s/隻・日の漁。
・刺網
甑島海域では,キビナゴを4〜5箱/隻,西薩海域では,多い日で,アオアジ(200〜300g)を20〜30s/隻の漁。
・ブリ飼付け
甑島海域では,6sサイズを30尾/統・日,南薩海域では,4〜5sサイズを100尾/統・日,鹿児島湾口部薩摩半島側では1統のみ4.5sサイズを200〜230尾/日,鹿児島湾口部大隅半島側では3sサイズを100〜150尾/統・日の漁。
・底曳網
志布志湾では,イボダイ(200g)を50〜60s/隻・日,甲イカ(0.5〜1s)を20〜50s/隻・日の漁。
・一本釣他
熊毛海域のアサヒガニ漁は300〜400gサイズを40〜50s/日の漁。
西薩南部海域では,ゴマサバ(600〜 700g)を40〜50s/隻・日の漁。
奄美南部海域では,旗流しでキハダ(15〜40s)を450s/隻・日の漁。