(第1928報)
平成13年度 第29報
(平成13年10月18日〜24日)【旧暦:9月2〜8日/月齢:1.3〜7.3/潮汐:大潮〜小潮】
※ 海 況
定期客船観測(10/23〜24日)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
24.92 |
−0.24 |
+1.61 |
著しく高め |
竹島沖 |
25.39 |
−0.69 |
+0.26 |
平年並み |
屋久島 |
26.28 |
+0.35 |
− |
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黒 潮 |
26.30 |
−0.86 |
+0.02 |
平年並み |
与路島 |
25.89 |
−0.62 |
−0.09 |
平年並み |
甑海峡 |
24.81 |
−0.56 |
+1.56 |
かなり高め |
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(甑航路は10/25現在)
15日に中之島の南1.9マイル付近にあった黒潮北縁域は,その後北上し,23日現在屋久島御崎の北6マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,黒潮の北上に伴い,屋久島御崎沖では,前週より0.4℃昇温したが,その他の海域では前週より0.2〜0.9℃降温した。平年値と比較すると谷山沖が“著しく高め”の値となっているが,その他の海域は,“平年並”の値となっている。
甑航路フェリ−観測による甑海峡中央部の表面水温は,25日現在,前週より0.6℃降温したが,平年値と比較すると“かなり高め”の値となっている
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船週計延べ2統が甑北でサバ類中小主体に,12.7トン/統,中型船週計延べ10統が野間池,串木野でサバ類小,マアジ仔小主体に4.5トン/統の漁。枕崎港入港船は,大型船週計延べ12統が馬毛島沖でゴマサバ中主体に56.7トン/統,中型船週計延べ18統が馬毛島沖で ゴマサバ中主体に29.3トン/統の漁。山川入港船は,22日1統のみ,ウルメ主体に1.1トンの漁。
〇定置網
西薩南部海域では,1統のみブリ(5〜8s)が30尾/日,ヒラマサ(3〜6s)が20尾/日の入網。19日のみカマス類(70g)が200s/統,連日バショウカジキ(22〜40s)が2〜3尾/統・日の入網。
鹿児島湾口部薩摩半島側では,連日カンパチ(0.6〜1.4s)が50〜60尾/統・日,20日以降1統のみハガツオが100〜200尾/日,20日1統のみカンパチ(2.5s)が300尾,24日1統のみサバ小(220〜250g)が650s,ブリ(10s上)が20尾の入網。鹿児島湾口部大隅半島側では,ヤマトカマス(100g)が10〜20s/統・日,トビウオ(200〜300g)が5s/統・日,バショウカジキ(18〜30s)が2〜5尾/統・日の入網。
大隅東部では,週計でマルソ-ダ,メアジ主体に延べ37統で18.3トンの入網。1統のみバショウカジキ(20〜25s)が2〜20尾/日の入網。志布志湾南部では,大型1統小型2統により週計でマルアジ,マアジ,ヒラソウダ,タチウオ主体に5.4トンの入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,週計延べ51隻がキビナゴ主体に26.9トンの漁。
・キビナゴ刺網
甑島海域では,週計延べ48隻で6.6トンの漁。 熊毛海域では,2〜10箱/隻・日の漁。
・イセエビ網
西薩海域では,200g主体で4〜17s/隻・日,熊毛海域では,300〜500gサイズを3s/隻・日の漁。
・トビウオロ-プ曳
熊毛海域では,23日以降中トビを1,200尾/統・日の漁。
・ブリ飼付け
甑島海域では,1統で4sサイズを200尾/日,南薩海域では,1統で3〜8sサイズを70〜80尾/日,鹿児島湾口部薩摩半島側では,3.7〜3.8sサイズを40〜150尾/統・日の漁。
・一本釣
西薩海域では,カンパチ(1s)を多い船で10s/隻・日の漁。奄美海域では,23,24日にシビ(1s)を150〜300s/隻・日,24日にメバチ(5s上)350s/隻,シビ(5s)を180s/隻の漁。