(第1927報)
平成13年度 第28報
(平成13年10月11日〜10月17日)【旧暦:8/25〜9/1,月齢:23.7〜0.3,潮汐:長潮〜大潮】
今週のトピック 小型(3〜4kg)主体ながら,ブリ飼付け漁が本格化の兆し。 |
※ 海 況
定期客船観測(10/15〜17)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
25.16 |
-0.30 |
+0.97 |
かなり高め |
竹島沖 |
26.08 |
-0.43 |
+0.32 |
平年並み |
屋久島 |
25.93 |
-1.21 |
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黒 潮 |
27.16 |
-0.45 |
+0.30 |
平年並み |
与路島 |
26.51 |
-0.46 |
-0.02 |
平年並み |
甑海峡 |
25.37 |
-0.22 |
+1.07 |
かなり高め |
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(甑航路は10/17現在)
10月10日に中之島の南12.6マイル付近にあった黒潮北縁域はその後一時北上したが再び南下し,10月15日現在,中之島の南1.9マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,
10月16日現在,全般に前週より降温したが,平年との比較では谷山沖では“かなり高め”,その他の海域では“平年並み”となっている。
甑航路フェリー観測による甑海峡中央部の表面水温は,10月17日現在,前週より降温し,平年との比較では“かなり高め”となっている。
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船延べ4統が甑東・西・野間池沖でサバ小・マアジ・マルアジ他を,平均で7.1トン/統の漁。中型船延べ11統が甑長島〜串木野沖でマアジ仔・マルアジ小他を,平均で6.1トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船延べ3統が開聞沖・野間池沖でウルメイワシ主体に,平均で27.7トン/統の漁。中型船延べ13統が宇治周辺・開聞・野間池・島間沖でムロアジ小・ウルメイワシ・オアカムロ他を,平均で13.0トン/統の漁。
山川港入港船はなし。
内之浦港は入港船は,中型船1統がムロアジ主体に3.3トンの漁。
〇定置網
西薩南部海域では,多い日でカマス類が100kg/統,イサキ(300〜500g)が10kg/統,マルアジが30kg/統と低調。
鹿児島湾口部の薩摩半島側では,多い日でカンパチ(3kg前後)が200尾/統と前週より減少。大隅半島側では,ブリ(500g前後)が300kg/統,ヤマトカマスが10kg/統,カマスサワラ(10kg前後)が7〜8尾/統とまずまず。
志布志湾南部では,1統の週計でアジ類・タチウオ主体に3.3トンの入網。
大隅半島東岸では,延べ34統でメアジ・カマス他が,週計で9.6トンの入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,週計延べ65隻がキビナゴ主体に44.0トンの漁。
・キビナゴ刺網
北薩海域では,週計延べ70隻で6.0トンの漁。
熊毛海域では,10〜15箱/隻・日の漁。
・イセエビ刺網
西薩海域では,150〜300gサイズを多い船で40kg/日の漁。
熊毛海域では,500gサイズを4〜5kg/隻・日の漁。
・ブリ飼付け
甑海域では,1統で3kgサイズを100〜200尾/日の漁。
南薩海域では,1統で3〜8kgサイズを60尾/日の漁。
鹿児島湾口部の薩摩半島側では,4kg前後のサイズを多い日で80尾/統の漁。
・一本釣他
西薩海域では,カンパチ(1kg前後)を多い船で10kg/日,西薩南部海域では同30kg/日とまずまず。
熊毛海域では,ロープ曳きで中トビウオを多い日で2,800尾/隻と低調。
奄美海域では,竿釣りで延べ2隻がキハダ(1kg)を300kg,メバチ(5kg)を200kgの漁。旗流しで延べ3隻がキハダ(20〜30kg)を1.0トンの漁。
〇バショウカジキ情報
野間岬周辺では,流し刺網漁がほぼ終了。定置網では多い日で5〜6尾/統の入網。
鹿児島湾口部では,流し刺網で,20〜30kgを1〜2尾/隻・日,定置網で5尾/統・日とまずまず。