(第1925報)
平成13年度 第26報
(平成13年9月27日〜10月3日)【旧暦:8/11〜8/17,月齢:9.7〜15.7,潮汐:若〜大潮】
今週のトピック 西薩海域南部で定置によりサワラが好調。 |
※ 海 況
定期客船観測(10/2〜10/3)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
25.87 |
-0.10 |
+0.94 |
やや高め |
竹島沖 |
26.67 |
-0.38 |
+0.34 |
平年並み |
屋久島 |
27.26 |
-0.54 |
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黒 潮 |
27.70 |
-0.13 |
+0.35 |
やや高め |
与路島 |
27.35 |
-0.65 |
+0.26 |
平年並み |
甑海峡 |
26.36 |
-0.74 |
+1.38 |
著しく高め |
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(甑航路は10/4現在)
9月26日に佐多岬の南23.7マイル付近にあった黒潮北縁域は,その後北上し,10月3日現在,屋久島の北10.8マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,
10月3日現在,全般に前週より降温した。平年との比較では,鹿児島湾内・黒潮流域で“やや高め”,竹島周辺海域・奄美海域で“平年並み”となっている。
甑航路フェリー観測による甑海峡中央部の表面水温は,10月4日現在,前週より降温し,平年との比較では“著しく高め”となっている。
※ 漁 況
時化の日が多く,全般的に低調な漁模様。
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船延べ5統が阿久根沖・甑東沖・串木野沖でマアジ仔・サバ(小)・ウルメ・アオアジ他を平均で11.6トン/統の漁。中型船延べ2統が串木野沖・甑東でウルメ・アオアジ他を平均で5.3トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船3統が開聞沖でウルメ主体に5.0トン/統,中型船延べ3統が開聞沖でウルメ主体に平均で6.6トン/統の漁。
山川港入港船は,中型船1統がウルメ主体に0.9トン/統の漁。
〇定置網
西薩海域南部では,カマス(100g)が500kg/統・日,サワラ(300〜400g)が1〜2トン/統・日,ギンガメアジ(1kg)が50kg/統・日の漁。
鹿児島湾口部の薩摩半島側では,コノシロ(100g)が4トン/統・日の漁。
鹿児島湾口部の大隅半島側では,ヤマトカマス(100g)が20〜25kg/統・日の漁。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,週計で延べ38隻がキビナゴ主体に15.7トンの漁。
・キビナゴ刺網
甑島海域では,7〜8箱/隻・日の漁。
熊毛海域では,10箱/隻・日の漁。
・イセエビ刺網
西薩海域では,200〜300gサイズを60〜80kg/隻・日の漁。
志布志湾では,200gサイズを2〜3kg/隻・日の漁。
・ブリ飼付け
鹿児島湾口部薩摩半島側では,3〜6kgサイズを20〜100尾/隻・日の漁。
・一本釣,他
西薩海域では,フグ籠でサバフグ(300g)を
150〜300kg/隻・日の漁。
西薩海域南部では,一本釣りでイサキ(200g)を10kg/隻・日の漁。
奄美北部海域では,一本釣りで延べ9隻がメバチ(2〜5kg)・カツオ(1kg)・キハダ(1kg)を
8.1トンの漁。
〇バショウカジキ情報
西薩海域では,流し刺網で,20kgサイズを3〜4尾/隻・日の漁。
西薩海域南部では,定置網で,20〜30kgサイズを2〜10尾/統・日の漁。流し刺網で,1日1隻のみ25kgサイズを17尾の漁。
鹿児島湾口部薩摩半島側では,定置で,20
kgサイズを2尾/統・日の漁。
鹿児島湾口部大隅半島側では,流し刺網で,20〜30kgサイズを1〜2尾/隻・日の漁。