(第1919報)
平成13年度 第20報
(平成13年8月9〜22日)【旧暦:6月20日〜7月4日/月齢:26.3〜3.0/潮汐:中潮〜中潮】
今週のトピック 台風11号の接近により,各海域の表面水温は,ほぼ平年並みに低下。 |
※海 況
定期客船観測(8/21〜22)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
26.46 |
−3.85 |
−1.47 |
やや低め |
竹島沖 |
28.19 |
−1.32 |
−0.08 |
平年並み |
屋久島 |
28.19 |
−2.55 |
− |
− |
黒 潮 |
29.19 |
−1.85 |
+0.04 |
平年並み |
与路島 |
28.53 |
−1.55 |
+0.36 |
平年並み |
甑海峡 |
28.39 |
−0.76 |
+0.49 |
やや高め |
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(甑航路は8/22現在)
8日に屋久島の北0.3マイル付近にあった黒潮北縁域は,その後,南下し,21日現在,中之島の北7.2マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,
21〜22日現在,全ての海域で前週より1.3〜
3.9℃降温しため,平年比較では“平年並み”〜“やや低め”となっている。
甑航路フェリ-観測による甑海峡中央部の表面水温は,22日現在,前週より0.8℃降温したものの平年比較では,“やや高め”となっている。
※漁 況
今週は,お盆と台風11号の接近により,県 内の出漁船はほとんど無く,漁模様は低調。
〇ま き 網
阿久根港入港船は,大型船3統が野瀬,甑東・西近海でウルメイワシ,マアジ仔・小主体に10.6トン/統・日,中小型船14統が串木野,川内,長島近海でマルアジ小,マアジ仔,カタクチイワシ,マアジ小主体に
4.9トン/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船1統が宇治近海でマアジ小・豆,マルアジ主体に6.5トン/日,中小型船5統が開聞沖でマアジ豆・小,ウルメイワシ主体に12.6トン/統・日の漁。
山川港及び内之浦港は,入港船なし。
〇定 置 網
西薩南部では,連日,シイラ(1〜3s主体)が1〜2トン/統,カンパチ(500〜800g主体に2s混じり)が50〜100s/統,日によってマルソウダ(300〜500g)が0.5トン前後/統,また,1日のみハマチ(300〜500g)が0.4トン/統と低調な漁模様。
鹿児島湾口部の薩摩半島側では,連日,ハガツオ(1.5s主体)が0.3〜0.5トン/統,カンパチ(4〜5s)が0.6トン/統の入網と平年並みの漁模様。
〇その他の漁業
・棒 受 網
北薩海域では,週計でのべ53隻がウルメイワシ,カタクチイワシ主体に72.8トンの漁。
なお,大隅海域は,出漁船なし。
・キビナゴ流刺網
甑海域海域では,90〜120s/隻・日と平年並みの漁模様。他の海域は,出漁船なし。
・フ グ 篭
西薩海域では,サバフグ(200g前後)を140〜
200s/隻・日と低調な漁模様。
・カツオ竿釣
奄美北部海域では,週計で小型竿釣船6隻がカツオ(1.5〜2.0s)を3トン,キハダ(3s主体)主体にメバチ(4s主体)を10トンと平年並みの漁模様。
・マグロ旗流釣
奄美北部海域では,旗流釣の日帰操業でキハダ(15〜40s)を0.2〜0.4トン/隻と平年並の漁。
・瀬物一本釣
熊毛海域では,アオダイ・ウメイロ(700g主体)を20〜40s/隻・日,カンパチ(4〜5s)を15〜30s/隻・日,キダイ(50〜300g)を20s/隻・日と平年並の漁模様。
・バショウカジキ情報
定置網は,西薩南部と鹿児島湾口部で20〜
25sサイズが1〜2尾/統・日と低調な漁模様。
流刺網は,数隻の出漁で20〜25sサイズを2〜5尾/隻・日と本格的な漁には至っていない。
・イセエビ漁解禁
21日解禁となったが,台風11号の影響により全般的に低調な漁模様。