(第1917報)
平成13年度 第18報
(平成13年7月26日〜8月1日)【旧暦:6月6〜12日/月齢:5.3〜11.3/潮汐:中潮〜中潮】
今週のトピック 種子・屋久・トカラ海域のカツオ竿釣漁は,依然として好調な漁模様。 |
※ 海 況
定期客船観測(8/1〜2)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
30.39 |
+1.82 |
+2.61 |
著しく高め |
竹島沖 |
30.25 |
+1.32 |
+2.11 |
著しく高め |
屋久島 |
30.11 |
+0.28 |
− |
− |
黒 潮 |
30.75 |
+0.13 |
+1.42 |
著しく高め |
与路島 |
30.31 |
−0.02 |
+2.08 |
著しく高め |
甑海峡 |
29.42 |
+1.45 |
+1.67 |
かなり高め |
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(甑航路は8/2現在)
24日に佐多岬の南10.8マイル付近にあった黒潮北縁域は,一度北上した後,再び南下し,1日現在,中之島の南16.4マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,1〜2日現在,前週より昇温し,平年比較では,と“やや高め”〜“著しく高め”となっている。
甑航路フェリ-観測による甑海峡中央部の表面水温は,2日現在,前週より1.5℃昇温し,平年比較では,“かなり高め”となっている。
※ 漁 況
〇ま き 網
阿久根港入港船は,大型船2統が牛深近海でマアジ仔を31.9トン/統・日,中小型船42統が長島・甑東・川内近海でマアジ仔,カタクチイワシ,ウルメイワシ主体に7.2トン/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船4統が馬毛・種子島東近海でゴマサバ中,アカムロ,ムロアジ中主体に19.8トン/統・日,中型船8統が佐多・内之浦近海でゴマサバ豆,マアジ豆・小主体に28.1トン/統・日の漁。
山川港入港船は,中小型船2統がマアジ豆を
5.5トン/統・日の漁。
内之浦入港船は,中小型船1統がマアジ中を
0.7トン/統・日の漁。
〇定 置 網
西薩南部では,連日,マアジ(10p前後)が1.0〜1.5トン/統,マルソウダ(300〜500g)が2.0トン/統,シイラ(5s前後)が0.3トン/統,イサキ(300g前後)が0.1〜0.2トン/統,また,1日のみマカジキ(40s)が1尾の入網。
鹿児島湾口部の薩摩半島側は,マアジ(13p前後)が多い日で7.5トン/統,大隅半島側では,連日,マルソウダ(500g)が0.8トン/統の入網。
〇その他の漁業
・棒 受 網
北薩海域では,週計で144隻がウルメイワシ,カタクチイワシ主体に131.0トン,大隅海域では,週計で23隻がウルメイワシ,サバ類小主体に55.4トンの漁。
・刺 網
西薩海域では,チダイ(150〜200g)を10〜50sと低調な漁模様。
・キビナゴ流刺網
甑海域では,50〜150s/隻・日,西薩南部海域では,50〜80s/隻・日,鹿児島湾海域では,80s/隻・日と低調な漁模様。
・フ グ 篭
西薩海域では,サバフグ(200g前後)を200〜
300s/隻・日の漁と低調となった。
・トビウオロ-プ曳
熊毛海域では,連日,中トビ(40尾/箱)を
120〜160尾/統,小トビ(80尾/箱)を800〜
1,600尾/統と高水温の影響により低調な漁。
・カツオ竿釣
鹿児島港入港船は,連日,高知県の小型竿釣船8〜9隻がカツオ(1.2〜7.0s)を15トン前後の漁。
奄美北部海域では,週計で小型竿釣船がカツオ(1.5〜3.0s)を4.0トン,キハダ(1.0〜5.0s)を3.0トン,キハダ(15〜20s)を3.0トンと低調な漁。
・ヨコワ情報(曳 縄)
西薩南部海域では,水族館用種苗採捕が1日から始まり,200〜250gサイズのヨコワを2〜20尾/隻・日と好調な出足。
・バショウカジキ情報(定置網)
西薩南部では,20〜25sサイズが1〜2尾/統・日,鹿児島湾口部の大隅半島側では20sサイズが3〜4尾/統・日の入網。