(第1916報)
平成13年度 第17報
(平成13年7月19日〜7月25日)【旧暦:5月29日〜6月5日/月齢:27.6〜4.3/潮汐:大潮〜中潮】
今週のトピック マアジ 鹿児島湾口〜大隅半島東岸の定置網・まき網で好漁 |
※ 海 況
定期客船観測(7/24〜7/25)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
28.57 |
+0.24 |
+1.11 |
やや高め |
竹島沖 |
28.93 |
−0.03 |
+1.04 |
やや高め |
屋久島 |
29.83 |
+0.25 |
− |
− |
黒 潮 |
30.62 |
+0.39 |
+1.18 |
著しく高め |
与路島 |
30.33 |
+0.33 |
+2.08 |
著しく高め |
甑海峡 |
27.97 |
+0.35 |
+0.67 |
やや高め |
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(甑航路は7/26現在)
7月19日に中之島付近にあった黒潮北縁域は,その後北上し,24日現在,佐多岬の南10.8マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,前週比較では竹島を除いてほぼ全域で昇温した。平年比較では谷山沖,竹島沖で“やや高め”,黒潮,与路島で“著しく高め”となっている。
甑航路フェリ-観測による甑海峡中央部の表面水温は,26日現在,前週とほぼ変わらず,平年値と比較すると“やや高め”となっている。
※ 漁 況
〇ま き 網
阿久根港入港船は,大型船1統が1日のみ野間池沖でウルメイワシ主体に16.9d,中小型船53統が長島沖・甑東・串木野沖でウルメイワシ・カタクチイワシを,甑北・甑西でマアジ仔を主体に7.8d/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船2統が内之浦沖でマアジ豆・ウルメイワシを主体に34.5d/統・日,中小型船15統が内之浦沖・佐多沖でマアジ豆・ウルメイワシを主体に21.9d/統・日の漁。
山川港入港船は,中小型船3統がマアジ豆を主体に9.8d/統・日の漁。
内之浦港入港船は,中小型船4統がマアジ小・ウルメイワシ・マイワシを主体に7.9d/統・日の漁。
〇定 置 網
西薩南部では,イサキ(300g前後)が1日1統のみ300s,マルソウダ(400〜500g前後)が1〜2d/統・日の入網。
志布志湾南部では,週計でマアジ豆が16.1d,ヤマトカマスが1.0dの入網。
大隅半島東岸では,延べ54統でマアジ小主体に週計で1.3d/統の入網。
鹿児島湾口薩摩半島側では,マアジ(約15p)が連日3d前後/統・日の入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,週計でウルメイワシ・カタクチイワシを主体に1.3d/隻の漁。
・刺 網
西薩海域では,チダイ(250〜350g)を5〜7s/隻・日の漁。
鹿児島湾口大隅半島側では,キビナゴを多い船で120〜150kg/隻・日の漁。
・バッチ網
西薩海域では,今週に入ってからカタクチシラスを1d/統・日,志布志湾では,週計で製品1d/統の漁。
・トビウオロ-プ曳き
熊毛海域では,中トビウオを700〜1000尾/隻・日,小トビウオを3000〜4000尾/隻・日の漁。
・一本釣り
甑海域では,多い船でカンパチ(1.5s)を15s/隻・日,アオダイ(1s前後)5s/隻・日,イサキ(300〜500g)10s前後/隻・日の漁。
熊毛海域では,キダイ(50〜300g)を連日15〜 16s/隻・日の漁。
奄美海域では,アオダイを主体に10〜20s/隻・日の漁。
・旗流し釣り
奄美海域では,キハダ(20s前後)を2〜3日操業で10〜15尾/隻の漁。