(第1915報)
平成13年度 第16報
(平成13年7月12日〜7月18日)【旧暦:5月22日〜5月28日/月齢:20.6〜26.6/潮汐:小潮〜中潮】
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今週のトピック 北薩海域の旋網・棒受網でウルメイワシの漁獲が好調。 |
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※ 海 況
定期客船観測(7/18〜7/19)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
28.33 |
−0.14 |
+1.41 |
かなり高め |
竹島沖 |
28.96 |
+1.91 |
+1.91 |
かなり高め |
屋久島 |
29.58 |
+0.81 |
− |
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黒 潮 |
30.23 |
+0.50 |
+1.10 |
かなり高め |
与路島 |
30.00 |
+1.61 |
+2.23 |
著しく高め |
甑海峡 |
27.62 |
+1.89 |
+1.46 |
かなり高め |
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(甑航路は7/18現在)
7月11日に屋久島の南6マイル付近にあった黒潮北縁域は,14日に屋久島の北6マイルまで北上した後南下に転じ,19日現在,中之島付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,平年値との比較では,“かなり高め”から“著しく高め”となっている。
甑航路フェリ-観測による甑海峡中央部の表面水温は,7月18日現在,前週より1.9℃昇温し,平年値との比較では,"かなり高め”となっている。
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船8統が野間池,甑東でウルメ主体に16.5トン/統,中小型船50統が長島,甑東等でウルメ・カタクチ主体に6.6トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船1統が種子島北でムロアジ類主体に6.4トン,中型船15統が佐多,内之浦沖等でマアジ,マイワシ主体に15.2トン/統の漁。
山川港入港船は,中型船1統がマイワシ主体に22トンの漁。
内之浦港入港船は,中型船3統がマアジ小主体に9.6トン/統の漁。
〇定置網
西薩南部では,マルソウダ(400〜500g)が1〜6トン/統,1統のみハガツオ(1.5kg)が100kg/日,ヤズゴ(ブリ幼魚300g主体)が500尾/日の入網。
鹿児島湾口部,薩摩半島側では,多い日で1統のみマアジ仔(10〜12cm)が6.8トン,ヤズゴ(20〜25cm)が750kgの入網。大隅半島側では,マルソウダ(500g)が1.5トン/統,ヒラソウダ(0.5〜1kg)が50kg/統の入網。
志布志湾南部では,1統の週計でカタクチが4.2トン,タチウオが4.1トンの入網。
大隅半島東岸では,延べ60統でマアジ,ウルメ主体に週計で113.8トンの入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,週計で143隻がウルメ,カタクチを主体に190.5トンの漁。大隅海域は,週計で26隻がウルメ,マイワシ主体に60.8トンの漁。
・吾智網
西薩海域では,マダイ(0.5〜5kg)を2〜20kg/隻と低調。
・バッチ網
西薩海域では漁がまとまらず低調。志布志湾は2トン/統と好調。
・トビウオロ-プ曳
熊毛海域では,出漁船が少なく,多い船で小トビ主体に60〜150箱/統の漁。
・刺網
甑島海域では,キビナゴを4箱/隻,西薩南部海域では多い日で,キビナゴを15箱/隻,鹿児島湾口部ではキビナゴを3箱/隻の漁。
西薩海域では,多い船でチダイ(200〜500g)を60kg/隻の漁。
・一本釣り他
西薩海域のフグかごで,サバフグ(200g前後)を300kg/隻。
大隅半島南部では一本釣りでゴマサバ(1kg)を20kg/隻,イサキ(600〜700g)を15kg/隻の漁。
熊毛海域の曳縄でハガツオ(2kg)主体に30kg/隻,延縄でキンメダイ(300g)を30kg/隻の漁。トコブシ漁は多い人で20kg/人と好調。
奄美南部海域では,カツオ船5隻の週計でカツオ(1s,3〜5kg)を主体に5.9トンの漁。旗流し釣りでは,5隻の週計で大シビ(20kg前後)主体に1.2トンの漁。曳縄では,4隻の週計で大シビ(20kg前後)主体に4.2トンの漁。延縄でタチウオ(1〜2kg)を 100kg/隻の漁。