(第1911報)
平成13年度 第12報
(平成13年6月14日〜6月20日)【旧暦:閏4月23日〜4月29日/月齢:22.0〜28.0/潮汐:小〜大潮】
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今週のトピック 各海域でウルメイワシ(小羽)の水揚げが好調。 |
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※ 海 況
定期客船観測(6/20〜6/21)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
24.29 |
+0.62 |
+1.18 |
かなり高め |
竹島沖 |
24.36 |
−0.33 |
0 |
平年並み |
屋久島 |
27.82 |
+1.71 |
− |
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黒 潮 |
28.14 |
+1.64 |
+1.23 |
著しく高め |
与路島 |
25.66 |
+1.10 |
+0.76 |
やや高め |
甑海峡 |
23.61 |
+0.91 |
−0.10 |
平年並み |
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(甑航路は6/21現在)
6月13日に屋久島の北8マイル付近にあった黒潮北縁域は,平瀬付近まで南下した後北上し,21日現在屋久島の北3マイル付近にある。
定期客船観測による各海域の表面水温は,平年値との比較では,竹島付近で“平年並み”であるが,他の海域では“やや高め”〜“著しく高め”となっている。
甑航路フェリ-観測による甑海峡中央部の表面水温は,6月21日現在,前週より約0.9℃上昇し,
“平年並み”となっている。
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船延べ5統が野間池,牛深沖でマアジ(豆)主体に平均6.6トン/統,中小型船は長島,阿久根,川内,甑東沖で延べ33統がカタクチイワシ,マアジ豆,マルアジを主体に平均3.4トン/統の漁。
枕崎港入港船は,中小型船が種子島東沖で1統がオアカムロ主体に82.2トン,延べ3統が開聞,佐多,内之浦沖でゴマサバ,マアジ,ウルメイワシ主体に平均12.2トン/統の漁。
山川港入港船は中小型船2統でゴマサバ,マアジ,ウルメイワシ主体に平均5.3トンの漁。
内之浦港入港船は中小型船1統でゴマサバとウルメイワシを4.8トンの漁。
〇定置網
西薩南部では,1日のみ1統でムロアジが2.5トン,他の1統ではウルメイワシ(12cm前後)が0.5〜1.7トンの入網。
鹿児島湾口部の薩摩半島側では1統でマアジ(10cm)1.3トン/日,他の1統ではウルメイワシが多い日で10.8トンの入網。大隅半島側では,連日2統でウルメイワシ(12cm前後)が60kg,1日のみハガツオ(0.6〜1kg)が100kgの入網。
志布志湾南部では,1統の週計でカタクチイワシが4.2トン,ウルメイワシが2.2トン,マアジが0.9トン,チダイが 0.7トンの入網。
大隅半島東岸では,延べ61統でマアジ主体にウルメイワシ混じりで週計39.9トンの入網。
〇その他の漁業
・棒受網
北薩海域では,週計で128隻がカタクチイワシ及びウルメイワシを主体に100.1トンの漁。大隅海域は,週計で12隻がウルメイワシを主体に22.7トンの漁。
・吾智網
西薩海域では,マダイ(0.8〜2kg)及びチダイ(200〜400g)を多い船で30s/隻の漁。
・底曳網
志布志湾では,イボダイ(200g)を30kg/隻の漁。
・トビウオロ-プ曳
熊毛海域では,中トビ,小トビを200〜900箱/日と低調な漁。
・刺網
キビナゴ刺網は甑島海域で8箱/隻,西薩南部海域では10〜11箱/隻,鹿児島湾口部では2〜3箱/隻の漁。
西薩海域では,マゴチ(600g)を20〜30kg/隻の
漁。
・一本釣り他
西薩南部の一本釣りでイサキ(400〜500g)を15〜20kg/隻の漁。篭網でサバフグ(300g)を200〜 300kg/隻の漁。
鹿児島湾口ではタル流し釣りでゴマサバ(1kg)を多い船で100kg/隻。
種子島周辺海域では一本釣りでキンメ(500g)を60kg/隻の漁。
屋久島のサバ釣りはゴマサバ(600〜900g)を20kg/隻の漁。
・カツオ一本釣り
奄美北部海域では,5隻の週計でメバチ(3〜5s),カツオ(1〜5s),及びシビ(1〜20kg)を6.1トンの漁。
・マグロ旗流釣
奄美北部海域では,5隻の週計でキハダ(20〜 50s)を4.9トンの漁。