(第1910報)
平成13年度 第11報
(平成13年6月7日〜6月13日)【旧暦:閏4月16日〜4月22日/月齢:15.0〜21.0/潮汐:大〜小潮】
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今週のトピック 県内各地でハガツオの水揚げが好調。今が旬です。 |
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※ 海 況
定期客船観測(6/12〜6/13)による表面水温
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実測値 |
前週比較 |
平年比較 |
評 価 |
谷山沖 |
23.67 |
+1.07 |
+0.56 |
やや高め |
竹島沖 |
24.69 |
−0.31 |
+0.33 |
平年並み |
屋久島 |
26.11 |
+1.21 |
− |
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黒 潮 |
26.50 |
+0.30 |
−0.41 |
やや低め |
与路島 |
24.56 |
−0.04 |
−0.34 |
平年並み |
甑海峡 |
22.70 |
+0.68 |
−0.11 |
平年並み |
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(甑航路は6/14現在)
6月6日に中之島の北3マイル付近まで南下した黒潮北縁域は,13日には屋久島の北8マイル付近に北上した。
定期客船観測による各海域の表面水温は,竹島と与路島付近を除いて前週より上昇し,平年値との比較では,鹿児島湾内で“やや高め”,黒潮流域で“やや低め”であるがおおむね“平年並み”となっている。
甑航路フェリ-観測による甑海峡中央部の表面水温は,6月14日現在,前週より約0.7℃上昇し,
“平年並み”となっている。
※ 漁 況
〇まき網
阿久根港入港船は,大型船延べ2統が野間池沖でマアジ(豆)主体に平均18.1トン/統,1統が牛深沖でマアジ(小)他を1.7トン/統,中小型船は長島沖で延べ12統がカタクチイワシ主体に平均2.9トン/統,串木野〜阿久根沖で延べ15統がマアジ(小・豆・仔)・マルアジ(青アジ小)を平均7.1トン/統の漁。
枕崎港入港船は,大型船1統が佐多岬沖でマアジ(豆)他を3.3トン/統,中小型船は佐多岬沖で延べ5隻がマアジ(中)主体に平均11.0トン/統,1統が開聞沖でゴマサバ(中・大)・ハガツオを20.6トン/統の漁。
山川港,内之浦港は,入港船なし。
〇定置網
甑島では,東岸の漁場でマアジ(豆・小)8トンの入網が見られた。
西薩南部では,ハガツオ(1.5〜2kgサイズ)250kgが入網した漁場や,ウルメイワシ(12cm前後)0.5〜1.7トンが入網した漁場があった。
鹿児島湾口部の薩摩半島側では1統でマアジ(10cmサイズ)200〜300kgの入網。大隅半島側では,ハガツオ(1.5〜2kgサイズ)500kgが入網した漁場や連日2統でウルメイワシ(12cm前後)800kg,ヒラソウダ(0.5〜1.0kgサイズ)600kgの入網が見られた漁場があった。
志布志湾南部では,1統の週計でマアジが9.4トン,カタクチイワシが2.8トン,ウルメイワシが2.4トン,チダイが0.9トンの入網。
大隅半島東岸では,延べ62統でマアジ主体にウルメイワシ混じりで週計49.5トンの入網。
〇その他の漁業
・吾智網
西薩海域では,漁場により2〜3隻でマアジ(130gサイズ)を50〜90kgの漁や8〜9隻でマダイ(1〜2kgサイズ)を20〜30s,チダイ(チコ)100kg程度の漁,1隻当たりマダイ(1〜2kgサイズ)を3〜20sの漁が見られた。
・刺網
キビナゴ刺網は,甑島海域では1〜20箱/隻,西薩南部海域では10隻で40〜170箱,鹿児島湾口部では1〜2箱/隻の漁。
マゴチ刺網は,西薩海域で600g〜1kgサイズを30kg/隻の漁。
チダイ刺網では西薩海域で200〜300gサイズを平均20kg/隻の漁。
・一本釣り他
ハガツオ曳縄は,1.5〜2kgサイズを甑島海域では30〜40尾/隻,西薩南部海域では70〜80kg/隻,大隅南部海域では10〜20kg/隻,種子島海域では30〜40尾/隻の漁。
西薩南部の一本釣りでイサキ(400〜500gサイズ)を15〜20kg/隻の漁。
鹿児島湾口の一本釣りやカン流し釣りでゴマサバ(1kgサイズ)を10〜50kg/隻,キンメ(200〜700gサイズ)を30kg/隻の漁。
屋久島のサバ釣りはゴマサバ(600〜900gサイズ)を15隻で250kgの漁。
奄美海域のカツオ一本釣りは平均870kg/隻で、その内訳は1〜3kgのカツオ50%,1.5〜5kgのメバチ30%,1〜3kgのキハダ20%。
奄美海域のマグロ旗流し釣りは延べ6隻でキハダ(10〜30kgサイズ)を4.5トンの漁。延縄は1隻がキハダ(10〜30kgサイズ)主体に100kgサイズのクロマグロ2尾,シイラ(5〜10kgサイズ),サワラ(10kgサイズ)等で1.8トンの漁。