令和6年11月21日発行(11月14日〜11月20日)
第3079報【旧暦:10月14日〜10月20日/月齢12.6〜18.6/潮汐:大潮〜中潮】

※海 況
○黒潮北縁域
  黒潮北縁域は,11月18日現在,平瀬の南0.1マイル付近にあり,離岸している。

○黒潮流軸(種子島東)
 種子島東の黒潮流軸は,11月19日現在,48マイル付近にある。

○定期船等による表面水温
 各海域の表面水温は,先週と比較して全ての海域で0.3〜2.5℃降温した。
 平年比較では,佐多岬で“やや高め”,鹿児島,竹島,与論で“かなり高め”,その他の海域で“著しく高め”となった。

 (データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)

※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
 枕崎港入港船は,大型船2統が野間池沖でマアジ小,ゴマサバ豆,マアジ豆主体に9.5t/統・日の漁。中型船4統が野間池沖でゴマサバ豆,マアジ豆,マアジ小主体に10.2t/統・日の漁。
 阿久根港は入港船なし。
 内之浦港,山川港は入港船なし。

○棒受網
 阿久根港入港船は,2隻が阿久根沖でウルメイワシを1.3t/隻・日の漁。
 内之浦港は入港船なし。

○定置網
 甑島海域では,イシガキダイ(1kg〜1.5kg)が150kg/日,ウマヅラハギ(500g)が90kg/日,タカサゴ(300〜400g)が40〜60kg/日,シマアジ(0.2〜1kg)が60kg/日の入網。西薩南部海域では,ヒラマサ(2〜3kg)が300kg/日,カンパチ(1kg)が50〜60kg/日の入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,ヒラソウダ(100〜150g)が1.4t/日,ウスバハギ(1〜1.5kg)が300kg/日,ロウニンアジ(2〜2.5kg)が200kg/日の入網。鹿児島湾口部大隅半島側では,週計でスマ(0.7〜1kg)が590kg,メアジ(200〜400g)が300kg,カンパチ(0.8〜1kg)が190kg,ツムブリ(1〜2kg)が130kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で29統がソウダカツオ類,メアジ主体に12tの入網。志布志湾南部海域では,週計でマルソウダ,タチウオ,ブリ主体に12.9tの入網。
 
○ブリ飼付け
鹿児島湾口部薩摩半島側では,4kgを20尾/隻・日の漁。大隅半島南部海域では,4〜6kgを20〜40尾/隻・日の漁。

○トビウオロープ曳網
 屋久島海域では,中トビを6〜18箱/統・日の漁。

○その他
 甑島海域では,一本釣りでカツオ(2〜3kg)を60〜135kg/隻・日の漁。西薩海域では,小型底曳網でツキヒガイ(80〜100g)を100〜150kg/隻・日の漁。ごち網でマダイ(0.7〜1kg)を6〜30kg/隻・日の漁。一本釣りでオオモンハタ(1kg)を5〜6kg/隻・日の漁。一日のみスジアラ(4s)を17kg/隻の漁。西薩南部海域では,小型底曳網でヒゲナガエビを200〜300kg/隻・日の漁。一本釣りでカマスサワラ(5〜8kg)を70〜180kg/隻・日,イサキ(300〜400g)を10kg/隻・日の漁。屋久島海域では,1日のみ一本釣りでゴマサバ(500〜600g)を24kg/隻の漁。奄美南部海域では,旗流しの3〜4日操業で,ソデイカ(胴体のみ5〜12kg)を716kg/隻の漁。