令和7年9月11日発行(9月4日〜9月10日)
第3119報【旧暦:7月13日〜7月19日/月齢:11.9〜17.9/潮汐:中潮〜中潮】
※海 況
○黒潮北縁域(薩南〜トカラ群島海域)
黒潮北縁域は,9月7日現在,中之島の南18.7マイル付近にあり,離岸している。
○黒潮流軸(種子島東)
種子島東の黒潮流軸は,9月9日現在,55マイル付近にある。
○定期船等による表面水温
各海域の表面水温は,先週と比較して,黒潮流域,鹿児島,屋久島御崎,中之島,与論で0.2〜0.9℃昇温し,その他の海域で0.2〜0.9℃降温した。
平年比較では,佐多岬,笠利崎で"かなり高め",その他の海域で"著しく高め"となった。
(データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)
※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
阿久根港入港船は,大型船1統が牛深沖でサバ類小,サバ類豆,マルアジ小主体に15tの漁。中型船1統が縄瀬でマアジ小,マアジ豆主体に21tの漁。
枕崎港入港船は,中型船1統が枕崎沖でマイワシ,ウルメイワシ,ゴマサバ豆主体に30tの漁。
内之浦港,山川港は入港船なし。
○棒受網
阿久根港入港船は,27隻が阿久根沖,長島でウルメイワシ,マイワシ小主体に1.4t/隻・日の漁。
内之浦港は入港船なし。
○定置網
甑島海域では,週計でニザダイ(1〜1.5kg)が800kgの入網。西薩南部海域では,スマ(1.5〜2kg)が50kg/日,シマアジ(0.7〜1kg)が50kg/日,トビウオ(100〜150g)が50kg/日の入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,1日のみキハダ(5〜7kg)が2.3t,カツオ(3kg)が350kg,スマ(1.5〜2kg)が250kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で32統がウルメイワシ,サバ類小,サバ類中主体に28tの入網。志布志湾南部海域では,週計でサバ類,マアジ,テンジクタチ主体に9.7tの入網。
○バショウカジキ情報
西薩海域では,流し網で20kgを1〜8尾/隻・日の漁。
○キビナゴ刺網
甑島海域では,5〜8箱/隻・日の漁。
○ブリ飼付け
鹿児島湾口部薩摩半島側では,3〜5kgを5〜250尾/隻・日の漁。
○トビウオロープ曳網
屋久島海域では,中トビを12〜18箱/統・日の漁。
○その他
西薩海域では,小型底曳網でツキヒガイ(100g)を60kg/隻・日の漁。曳縄でカマスサワラ(10kg)を20〜50kg/隻・日の漁。一本釣りでカンパチ(0.7〜1kg)を10〜30kg/隻・日,オオモンハタ(1kg)を3〜5kg/隻・日の漁。刺網でイセエビ(200〜800g)を3〜5kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,小型底曳網でヒゲナガエビを150〜300kg/隻・日の漁。大隅半島南部海域では,曳縄でカマスサワラ(5〜10kg)を20〜30kg/隻・日の漁。志布志湾海域では,小型底曳網でマダイ(1kg)を10kg/隻・日の漁。刺網でイセエビ(300〜700g)を5kg/隻・日の漁。奄美南部海域では,一本釣りの5日操業でキハダ(20〜50kg)を824kg/隻の漁。