令和7年10月9日発行(10月2日〜10月8日)
第3123報【旧暦:8月11日〜8月17日/月齢:10.3〜16.3/潮汐:若潮〜大潮】

※海 況
○黒潮北縁域(薩南〜トカラ群島海域)
黒潮北縁域は,10月8日現在,竹島の南10.9マイル付近にあり,接岸している。

○黒潮流軸(種子島東)
種子島東の黒潮流軸は,10月7日現在,29マイル付近にある。

○定期船等による表面水温
各海域の表面水温は,先週と比較して,全ての海域で0.4〜2.5℃降温した。
平年比較では,全ての海域で"著しく高め"となった。
(データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)

※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
阿久根港入港船は,大型船5統が牛深沖,長崎でウルメイワシ,サバ類小,マアジ豆主体に25.4t/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船2統が甑東でマイワシ,ウルメイワシ主体に13.1t/統・日の漁。中型船5統が島間沖,種子島南,鷹島,津倉でクサヤモロ小,クサヤモロ豆,ウルメイワシ主体に9.7t/統・日の漁。
内之浦港,山川港は入港船なし。
※枕崎港水揚げのみ木曜〜火曜の集計。他は木曜〜水曜

○棒受網
阿久根港入港船は,15隻が阿久根沖,長島でウルメイワシ,マイワシ小主体に1.2t/隻・日の漁。
内之浦港は入港船なし。

○定置網
 西薩南部海域では,トビウオ(100〜150g)が50〜60kg/日の入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,スマ(1〜3kg)が400kg/日の入網。1日のみカンパチ(2.5〜3kg)が1.6t,ゴマサバ(500g)が1.5tの入網。鹿児島湾口部大隅半島側では,1日のみカマスサワラ(3〜5kg)が40kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で32統がウルメイワシ,サバ類小,カマス類主体に39tの入網。志布志湾南部海域では,週計でサバ類,マアジ,マルアジ主体に18.1tの入網。

〇バショウカジキ情報
西薩海域では,流し網で20〜25kgを5尾/隻・日の漁。西薩南部海域では,定置網で20kgを1〜2尾/日の漁。流し網で20kgを1尾/隻・日の漁。

〇キビナゴ刺網
 甑島海域では,4〜10箱/隻・日の漁。

〇ブリ飼付け
鹿児島湾口部薩摩半島側では,3kgを200尾/隻・日の漁。

〇トビウオロープ曳網
 屋久島海域では,中トビを3〜23箱/統・日の漁。

〇その他
西薩海域では,小型底曳網でツキヒガイ(100g)を80〜100kg/隻・日の漁。一本釣りでカンパチ(0.8〜2.5kg)を10〜70kg/隻・日,オオモンハタ(1kg)を6〜10kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,小型底曳網でヒゲナガエビを100〜200kg/隻・日の漁。曳縄でカマスサワラ(3〜8kg)を4尾/隻・日の漁。志布志湾海域では,刺網でイセエビ(0.2〜1kg)を週計で40kgの漁。小型底曳網でマダイ(1.3kg)を週計で20kgの漁。奄美南部海域では,延縄の3日操業でツチホゼリ(25〜69kg)を142kg/隻,ムツ(1.5〜2kg)を15kg/隻の漁。一本釣りの2日操業でハマダイ(1.5〜3kg)を12kg/隻の漁。