2024.6.18
八代海
八代海 赤潮警報続報 No.1-3
6月10日付けで八代海における赤潮警報(シャットネラ アンティーカ)を
発出しましたが,本日, 東町漁業協同組合が調査したところ,
コクロディニウム ポリクリコイデスの増殖も確認されました。
[1]6月18日の調査結果(東町漁業協同組合)
長島町脇崎沖でシャットネラ アンティーカが最高87細胞/mL 確認されました。
また,福ノ浦沖でコ クロディニウム ポリクリコイデスが最高2,500細胞/mL
確認されました。
[2]今後の赤潮発生の予想
現在,八代海の広範囲でシャットネラ アンティーカが,また,一部海域において
コクロディニウム ポリクリコイデスが高密度で確認されています。依然として
競合種である珪藻類が八代海南部で少な いことから,今後さらに細胞密度が増加し,
風向きや潮流によっては拡散・移動する恐れがあります。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡により十分な
監視をお願いします。
また,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,必要に応じて餌止めや
避難方法の事前確認等の対策を実施してください。
※シャットネラ アンティーカの 特徴
・適水温23~26℃, 適塩分30以下
・魚毒性がきわめて 強く,最低致死細胞密度は30~50細胞/mL
※コクロディニウム ポリク リコイデスの特徴
・適水温27-28℃ ,適塩分32-34
・魚毒性が強く,致死細胞密度は2千細胞/mL前後
(次回調査は6月下旬を予定)