2024.6.17
八代海
八代海 赤潮警報続報 No.1-2
6月10日付けで八代海における赤潮警報を発出しましたが,本日,
水産技術開発センターが調査し たところ,依然として八代海の広範囲で
シャットネラ アンティーカの増殖が確認されました。
[1]6月17日の調査結果
本日の調査で,長島町宮之浦沖で最高28細胞/mL 確認されました。
この他,コクロディニウム ポリクリコイデスが熊本県水俣沖で最高63細胞/mL
確認されました。
[2]今後の赤潮発生の予想
現在,八代海の広範囲でシャットネラ アンティーカが確認されていること,
また,競合種である珪藻類が八代海南部で少ないことから,今後さらに細胞密度が増加し,
風向きや潮流によっては拡散・移動する恐れがあります。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡により十分な
監視をお願いします。
また,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,必要に応じて餌止めや
避難方法の事前確認等の対策を実施してください。
※シャットネラ アンティーカの 特徴
・適水温23~26℃, 適塩分30以下
・魚毒性がきわめて 強く,最低致死細胞密度は30~50細胞/mL
(次回調査は6月下旬を予定)