2021.8.4
八代海
[1] 8月3日の水産技術開発センターによる調査結果
8月3日の当センター調査では,シャットネラ アンティーカの最高細胞密度は73細胞/mL(熊本県姫戸沖)でした。また,コクロディニウム ポリクリコイデスの着色域が確認され,最高細胞密度は4,890細胞/mL(熊本県姫戸沖)でした。
ゴニオラックス ポリグラマによる着色域も確認され,細胞密度は14,000細胞/mL(鹿児島県米ノ津~熊本県津奈木沖)でした。
[2] 今後の赤潮発生の予想
八代海の北部から中部にかけてシャットネラ アンティーカが確認され,また,北部においてコクロディニウム
ポリコリコイデスの着色域が確認されています。競合種である珪藻類が八代海のほぼ全域で少ないことから,状況によっては,細胞密度が増加する可能性があります。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,引き続き,定期的な検鏡を継続し,十分な監視をお願いします。