2021.7.15

 

八代海

 

八代海に赤潮注意報(シャットネラ アンティーカ)を発出しているところですが,本県海域でも広く増殖が確認されており,今後,漁業被害が発生するおそれがあることから,本日付で赤潮警報を発出します。

[1] 7月15日の水産技術開発センター,東町漁協による調査結果

本日の調査で,本種が八代海の広い範囲で確認され(最高 熊本県大築島北・1,889細胞/mL),本県獅子島周辺では最高20細胞/mLを確認しました。

なお,熊本県田浦沖から大築島の北側にかけては,パッチ状や帯状の着色が散見されています。

 [2] 今後の赤潮発生の予想

現在,八代海の広い範囲で本種が確認されていること,水温・塩分がおおむね増殖に好適な環境にあること,また競合種である珪藻類が八代海全域で少ないことから,今後さらに細胞密度が増加し,分布が拡大する恐れがあります。。

各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡により十分な監視をお願いします。

また,海の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,必要に応じて餌止めや避難方法の確認等を実施してください。

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