2021.4.21
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮情報No.2
[1]
4月20日の調査結果
(1)赤潮生物の出現状況
通常検鏡でヘテロシグマ アカシオが調査定点①で最高30細胞/mL確認されました。
濃縮検鏡でシャットネラ属は確認されませんでした。
珪藻類は全域で少ない状況でした。
(2) 海
況
平年値と比べ,表層水温はやや低めで湾奥部で17.1~17.7℃,湾央部で17.8~18.4℃。
塩分はやや高めで33.4~34.3,透明度はやや低めで4.5~12.5mとなっています。
水温:平均17.6℃ 湾奥部17.4℃ 湾央部18.0℃
塩分:平均33.8 湾奥部33.7 湾央部34.3
透明度:平均6.5m 湾奥部5.0m 湾央部11.1m
(平年値は平成元年~令和2年の4月下旬の平均値)
[2] 今後の赤潮発生の予想
水温の上昇に伴い,プランクトンの増殖が活発になる赤潮シーズンに入っており,今後有害種が増殖する可能性があります。各漁協・養殖業者におかれましては,定期的に検鏡等を継続し,注意をお願いします。
(次回調査は5月中旬を予定)