2021.4.14

 

八代海

 

 

[1]4月14日の調査結果

3月23日の調査では,ヘテロシグマ アカシオの最高細胞密度は75,000細胞/mL(1m層)でしたが,本日の調査では,最高は1,485細胞/mL(1m層)でした。

珪藻類は全域で少ない状況でした。

 

[2] 赤潮注意報の解除

浦底湾では,3月23日にヘテロシグマ アカシオの赤潮注意報を発出していましたが,細胞密度が減少したことから,赤潮注意報は解除します。

 

[3] 今後の赤潮発生の予想

水温の上昇に伴い,プランクトンの増殖が活発になる赤潮シーズンに入っており,競合種の珪藻類が少ないことから,今後有害種が増殖する可能性があります。

各漁協・養殖業者におかれましては,定期的に検鏡等を継続し,注意をお願いします。

 

※ヘテロシグマ アカシオの特徴

・適水温15-25

適塩分はきわめて広い。

・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリで10万細胞/mL前後,カンパチで3万細胞/mL前後。

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