2021.4.5
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮情報No.1
[1]
4月5日の調査結果
(1)赤潮生物の出現状況
通常検鏡でヘテロシグマ アカシオが調査定点⑨で最高20細胞/mL確認されました。
濃縮検鏡でシャットネラ属は確認されませんでした。
珪藻類は全域で少ない状況でした。
(2) 海
況
平年値と比べ,表層水温は平年並みで湾奥部で17.0~18.1℃,湾央部で17.0~18.1℃。
塩分は平年並みで33.3~34.3,透明度はやや低めで4.0~10.0mとなっています。
水温:平均17.6℃ 湾奥部17.6℃ 湾央部17.6℃
塩分:平均33.7 湾奥部33.6 湾央部34.1
透明度:平均5.8m 湾奥部4.8m 湾央部8.8m
(平年値は平成元年~令和2年の4月上旬の平均値)
[2] 今後の赤潮発生の予想
水温の上昇に伴い,プランクトンの増殖が活発になる赤潮シーズンに入っており,今後有害種が増殖する可能性があります。各漁協・養殖業者におかれましては,定期的に検鏡等を継続し,注意をお願いします。
(次回調査は4月中旬を予定)