2020.9.16
八代海
[1] 9月15日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
通常検鏡で,シャットネラ アンティーカが調査定点2,4で最高3細胞/mL確認されました。
濃縮検鏡で,シャットネラ属が全調査定点で確認されました(最高0.304細胞/mL)。
珪藻類は調査定点7はやや多く,Cはやや少なく,他は多い状況でした。
(2)海況
表層水温は八代海全域で26.1~27.0℃で過去5年同時期より+0.5℃でやや高め,
塩分は26.0~31.1で低め,透明度は2.5~8.5mで低めとなっています。
表層水温:平均26.5℃ (26.0℃)
表層塩分:平均28.5 (32.5)
透明度:平均5.2m (7.7m)
※( )は過去5年同時期調査における平均値
[2] 今後の赤潮発生の予想
今回の調査で,
有害種であるシャットネラ アンティーカが確認されています。
現在, 競合種である珪藻類は,
概ね多い状況ですが, 先週の調査時より シャットネラ アンティーカが増殖しており, 今後の動向に注意が必要です。
各漁協・養殖業者におかれましては,
定期的な検鏡等を継続し, 十分な監視をお願いします。