2020.9.10
八代海
[1] 9月9日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
通常検鏡でシャットネラアンティーカが調査定点⑨,⑪で各1細胞/mL確認されました。
濃縮検鏡でシャットネラ属が3箇所で確認されました(最高0.006細胞/mL)。
珪藻類は調査定点⑪のみやや多く,他は少ない状況でした。
(2)海況
水温:平均26.2℃ (平年比-1.1℃,やや低め)
塩分:平均30.8 (平年比-0.8 ,やや低め)
透明度:平均5.6m (平年比-2.3m,やや低め)
※平年値は平成元~令和元年の9月上旬の平均値
[2] 今後の赤潮発生の予想
今回の調査で有害種であるシャットネラ アンティーカが確認されています。
現在,競合種である珪藻類がほぼ全域で少ないことから,今後,有害種が増殖する可能性があります。
各漁協・養殖業者におかれましては,定期的な検鏡等を継続し,十分な監視をお願いします。