(第2038報)
  平成15年度 第39報
 (平成15年1月8日〜1月14日)【旧暦:12/17〜12/23,月齢:15.7〜21.7,潮汐:大潮〜小潮】
 今週の特徴




 
海況:黒潮北縁域は一時的に竹島〜屋久島間まで接岸し,表面水温は竹島沖,屋久島でかなり高め,他の海域では平年並み。
漁況:トビウオロ-プ曳が熊毛海域でトビウオ大を好漁。西薩海域のヒラメ刺網,熊毛海域のサバフグ一本釣は漁が始まった。まき網船,定置網は月夜,時化等もあり全般的に低調。奄美南部海域のソデイカ旗流し漁は低調。
 
※ 海 況
定期客船観測(1/12〜1/13)による表面水温   
  実測値 前週比較 平年比較  評 価
谷山沖 17.67 -0.28  0.22 平年並み
竹島沖 21.85  2.79  1.88 かなり高め
屋久島 22.94  2.00  −   −
黒 潮 23.40  0.06  0.94 かなり高め
与路島 22.02 -0.33  0.29 平年並み
甑海峡 17.10 -0.80  0.13 平年並み
(甑航路は1/14現在)
黒潮北縁域の変動
 12月に離岸していた黒潮北縁域は,1月に入り徐々に接岸し,1月9〜12日は竹島〜屋久島間で一時的に接岸したが,その後離岸し,1月13日現在,屋久島南9マイル付近にある。
 また,1月12日発行の(社)漁業情報サ-ビスセンタ-の南西東海海況速報によると,黒潮流路は,都井岬沖〜九州東岸で蛇行しており,かなり離岸している。
 定期客船観測による各海域の表面水温は,
1月12日現在,平年との比較では黒潮の接岸の影響で竹島沖,屋久島で2℃以上昇温したが,他の海域では緩やかに降温した。平年との比較では黒潮水温と竹島沖が“かなり高め”の他は“平年並み”となっている。
 甑航路フェリー観測による甑海峡中央部の表面水温は,1月14日現在,前週より0.8℃降温し,平年との比較では“平年並み”となっている。
 
※ 漁 況
漁場図
集計表
〇まき網
 阿久根港入港船は,大型船4統が牛深沖・串木野沖でサバ類中,マルアジ中主体に11.2トン/統・日,中型船5統が串木野沖・阿久根沖でマルアジ中主体に4.8トン/統・日と低調な漁。
 枕崎港入港船は,大型船1統が島間沖でゴマサバ中,マアジ中主体に53.1トン,中型船8統が島間沖・種子島東・野間沖でムムロアジ類小・中,マアジ豆主体に17.0トン/統・日とまずまずの漁。
 内之浦港及び山川港の入港船は無し。
〇定置網
 甑島では,一部でカンパチ(1kg)が80尾/日の入漁が見られるが全般的に低調な漁。
 西薩南部海域では,サンマが50〜300kg/日等低調な漁。
 鹿児島湾口部薩摩半島側では,まとまった入網がなく低調な漁。
 大隅半島側では,ブリ(5〜7kg)が15尾/日,ヒラソウダ(500〜800g)が50kg/日,カマス(100〜200g)が30〜40kg/日の入網。
 志布志湾南部では,1統の週計でマアジ・ カタクチイワシ・ヒラソウダ体に2.0トンと低調。
 大隅半島東岸では,延べ33統でマアジ中・小,サバ類主体に週計で9.2トンと低調。
〇その他の漁業
・キビナゴ刺網
 北薩海域では,週計で延べ52隻が3.7トンと低調。熊毛海域も低調。
・ヒラメ刺網
 西薩海域で漁が始まり,1kg前後主体に一部の海域で5〜20kg/隻と漁はやや上向いてきた。
・トビウオロープ曳網
 熊毛海域では,3日のみの操業で大トビウオが1300尾/隻・日と好調。
・ソデイカ旗流し
 奄美南部海域のソデイカ旗流は,1週間操業で平均15kgサイズを20〜70本/隻。
・一本釣他
 西薩海域では,刺網でマルアジ(200g)を10〜50kg/隻・日の漁。
 南薩海域では刺網でマアジ(200g)を50〜150kg/隻の漁。
 熊毛海域では,一本釣りでゴマサバ(500g前後)を10kg/隻・日と低調な漁。サバフグ一本釣が始まり,700〜800gサイズを多い船で150kg/隻の漁。
 奄美海域では竿釣り船延べ2隻の週計でカツオ(1〜3kg)を4トン,キハダを3トンの漁。