平成14年モジャコ用船調査結果
 
                                      鹿児島県水産試験場
                                    平成14年3月22日発行
 
○調査日 : 平成14年3月19日
○調査方法: モジャコ漁船(10隻)の用船による調査。なお,調査結果の比較の
      対象は,平成13年3月22日(10隻)(以下H13用船調査と呼ぶ),平成12
      年3月22日の用船調査(10隻)(以下H12用船調査と呼ぶ),平成14年3月
      1-8日の漁業調査船[おおすみ]による調査(以下H14調査と呼ぶ)の結
      果とした。
 
<調査の概要>
・ モジャコ漁船(10隻)で,県下海域を広範囲に調査した。(調査線浬数合計
  1,015 マイル)・流れ藻の視認個数は1,306個で,その内161個を採集し,モジャコ
 (合計9,577尾)を採捕した。
 
<流れ藻の数>・・・H13用船調査に比べ多い
・ 全海域の10マイル当たりの流れ藻の視認個数は12.9個/10マイルで,H13用船調査
 (2.1個/10マイル),H12用船調査(2.3個/10マイル),H14調査(1.2個/10マイル)を上回った。
  海域別では,大隅海域が16.6個/10マイル(H13用船調査0.4個/10マイル),種子島海
 域が6.8個/10マイル(同5.9個/10マイル),屋久島海域が15.3個/10マイル(同1.5個/10マイル),
 南薩海域が10.4個/10マイル(同1.8個/10マイル),西薩海域が15.5個/10マイル(同1.3個/
 10マイル)で各海域ともH13用船調査を上回った。
 
<モジャコ付着状況>・・・H13用船調査に比べ多い
・ 全海域の流れ藻1kg当たりの尾数は6.7尾/kgで,H13用船調査(1.3尾/kg),
 H14調査(0.8尾/kg)を上回り,H12用船調査(12.5尾/kg)を下回った。
  海域別では,大隅海域が19.3尾/kg(H13用船調査0.4尾/kg),種子島海域が
 11.0尾/kg(同2.3尾/kg),屋久島海域が7.8尾/kg(同2.8尾/kg),南薩海域が7.2
 尾/kg(同0.4尾/kg)でそれぞれH13用船調査を上回り,西薩海域が0.7尾/kgでH13
 用船調査(0.8尾/kg)を下回った。
 
<モジャコの全長>・・・H13用船調査に比べ小さい
(1) 平均全長
   全海域の平均全長は40.7mmで,H13用船調査(47.9mm),H12用船調査(51.1mm),
  H14調査(48.0mm)より小さい。
   海域別では,大隅海域が39.8mm(H13用船調査55.0mm),種子島海域が41.3mm
  (同48.4mm),屋久島海域が41.8mm(同43.2mm),南薩海域が38.3mm(同58.2mm),
  西薩海域が37.8mm(同45.8mm)で各海域ともH13用船調査より小さい。
(2) 全長組成
   全海域の全長組成は,35〜44mmにモードがある。
   海域別では,大隅海域で35〜39mm,種子島海域で40〜44mm,屋久島海域で40
  〜44mm,南薩海域で35〜39mm,西薩海域で30〜39mmにモードがある。
 
<水温>
・ 今回の調査期間に観測した表層水温は,16〜22℃台であった。

調査海域
 

調査線浬数
(マイル)

流藻採集個数
/視認個数

流れ藻の数
(10マイル当り個数)

採捕
尾数

モジャコ付着状況
(藻1kg当り尾数)

平均全長
(mm)

水  温
(℃台)

大隅海域
種子島海域
屋久島海域
南薩海域
西薩海域

   102
   197
   319
   196
   201

 11/169
 25/133
 40/488
 22/204
 63/312

  16.6
   6.8
  15.3
  10.4
  15.5

 1,492
 2,379
 4,123
 1,278
  305

   19.3
   11.0
   7.8   7.2
   0.7

 39.8
 41.3
 41.8
 38.3
 37.8

18〜21
19〜22
18〜22
17〜20
16〜18

全海域
 

1,015
 

161/1,306
 

12.9
 

9,577
 

6.7
 

40.7
 

16〜22