平成14年第1回モジャコ調査結果
 
                               鹿児島県水産試験場
                               平成14年3月13日発行
 
 調査期間:平成14年3月1〜8日
 調査船 :おおすみ 63t
 調査海域:西薩,南薩,屋久島,種子島,大隅
 
<調査の概要>
・ 今回の調査は,昨年の調査線を基本に実施したが,種子島海域は時化のため予定して
 いた東沖を西沖に変更し,合計470マイルを調査した。
・ 流れ藻の視認個数は55個で22個を採集し,その内18個からモジャコ(合計191尾)を採  捕した。
 
<流れ藻の数>・・・平年に比べ多い
・ 全海域では,10マイル当たりの流れ藻の視認個数は1.2個/10マイルで,平年(0.5個/10マイ
 ル)を上回った。
・ 海域別では,大隅海域が0.2個/10マイルで平年(0.1個/10マイル)を上回り,種子島海域が
 0.3個/10マイルで平年(0.3個/10マイル)と同じ,屋久島海域が0.9個/10マイルで平年(0.2個/10マイ
 ル)を上回り,南薩海域が2.4個/10マイルで平年(0.5個/10マイル)を上回り,西薩海域が1.1個/
 10マイルで平年(2.0個/10マイル)を下回った。
  
<モジャコ付着状況>・・・平年に比べ少ない
・ 全海域では,藻1kg当たり尾数は0.8尾/kgで,平年(3.8尾/kg)を下回った。
・ 海域別では,屋久島海域が0.2尾/kgで平年(8.8尾/kg)を下回り,南薩海域が2.7尾/kg
 で平年(7.1尾/kg)を下回り,西薩海域が0.2尾/kgで平年(1.6尾/kg)を下回った。
 ※ 大隅海域・種子島海域は欠測。
 
<モジャコの全長>・・・平年に比べ大きい
・ 平均全長は,全海域では48.0mmで平年(41.4mm)より大きい。
・ 海域別では,屋久島海域が34.8mmで平年(47.8mm)より小さく,南薩海域が51.3mmで平
 年(41.2mm)より大きく,西薩海域が24.1mmで平年(37.9mm)より小さい。
 ※ 大隅海域・種子島海域は欠測。
 
(注):平年とは昭和61年から平成13年までの3月中下旬の平均値
 
<水温>・・・薩南海域・甑海域で平年並み,黒潮流域でやや高め
・ 今回の調査期間に観測した表層水温は,16〜22℃台であった。
・ 定期客船観測における3月上旬(調査期間中)の表層水温は,薩南沿岸(竹島)では
 18.60℃で平年(19.26℃)並み,甑海峡中央部では16.57℃で平年(16.34℃)並み,黒潮流
 域では22.58℃で平年(22.00℃)よりやや高めであった。
 

海域名
 

調査線浬数
(マイル)

流藻採集個数
/視認個数

流れ藻の数
(10マイル当り個数)

モジャコ付着状況(藻1kg当り尾数)

平均全長
(mm)

水温
(℃台)

大隅
種子島
屋久島
南薩
西薩

    50
    36
    173
    118
    93

 0/ 1
 0/ 1
 8/15
 8/28
 6/10

 0.2(0.1)
 0.3(0.3)
 0.9(0.2)
 2.4(0.5)
 1.1(2.0)

  − (4.6)
  − (6.9)
  0.2(8.8)
  2.7(7.1)
  0.2(1.6)

 − (31.5) − (43.6) 34.8(48.0)
51.3(41.2)
24.1(37.9)

16〜1718〜21
18〜22
16〜19
16〜18

全海域
 

    470
 

22/55
 

 1.2(0.5)
 

  0.8(3.8)
 

48.0(41.4)
 

16〜22
 
※ ( )は平年(3月中下旬)値。