令和7年1月16日発行(1月9日〜1月15日)
第3086報【旧暦:12月10日〜12月16日/月齢9.2〜15.2/潮汐:長潮〜大潮】
※海 況
○黒潮北縁域
黒潮北縁域は,1月13日現在,中之島の北7.3マイル付近にあり、離岸している。
○黒潮流軸(種子島東)
種子島東の黒潮流軸は,1月14日現在,28マイル付近にある。
○定期船等による表面水温
各海域の表面水温は,先週と比較して与論で0.1℃昇温し,笠利崎で変わらず,その他の海域で0.3〜4.8℃降温した。
平年比較では,佐多岬,竹島で“著しく低め”,屋久島御崎,与路島で“かなり低め”,鹿児島,笠利崎で“やや低め”,甑海峡で“かなり高め”,その他海域では“平年並”となった。
(データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)
※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
枕崎港入港船は,大型船1統が志布志沖でマアジ豆,マサバ大主体に36.0tの漁。中型船1統が志布志沖でマルアジ豆,アカアジ豆,マサバ大主体に2.0tの漁。
阿久根港,内之浦港,山川港は入港船なし。
○棒受網
阿久根港,内之浦港は入港船なし。
○定置網
西薩南部海域では,スマ(2kg)が50〜60kg/日,カンパチ(1〜1.5kg)が50〜60kg/日の入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,サバ類(100g)が1〜2t/日の入網。鹿児島湾口部大隅半島側では,週計でスマ(0.7〜1kg)が1.9t,カンパチ(0.8〜3kg)が540kg,シマアジ(1〜1.2kg)が150kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で31統がサバ類中,サバ類小,マアジ大中主体に22tの入網。志布志湾南部海域では,週計でサバ類,マアジ,アカカマス主体に9.6tの入網。
○ブリ飼付け
鹿児島湾口部薩摩半島側では,4〜5kgを10〜100尾/隻・日の漁。
○トビウオロープ曳網
屋久島海域では,大トビを1箱/統・日の漁。
○その他
甑島海域では,曳縄でスマ(1〜4kg)を300〜500kg/隻・日,ハガツオ(1〜4kg)を30〜50kg/隻・日の漁。西薩海域では,小型底曳網でツキヒガイ(90〜100g)を80〜100kg/隻・日の漁。曳縄でサワラ(1kg)を20〜30kg/隻・日の漁。ごち網でマダイ(0.5〜1kg)を3〜20kg/隻・日の漁。1日のみ延縄でキダイ(300g)を5kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,曳縄でスマ(2kg)を50〜150kg/隻・日の漁。一本釣りでイサキ(300g)を3kg/隻・日の漁。大隅半島南部海域では,週計で曳縄でハガツオ(2kg)を500kg,スマ(1〜3kg)を150kgの漁。志布志湾海域では,かご網でバイを週計で30kgの漁。屋久島海域では,一本釣りでメダイ(1〜5kg)を50〜250kg/隻・日の漁。奄美南部海域では,一本釣りの2〜3日操業でハマダイ(2〜8kg)を60kg/隻,1〜2日操業でタチウオ(1.5〜2.0kg)を60kg/隻の漁。