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令和7年9月18日発行(9月11日〜9月17日)
第3120報【旧暦:7月20日〜7月26日/月齢:18.9〜24.9/潮汐:中潮〜若潮】

※海 況
○黒潮北縁域(薩南〜トカラ群島海域)
黒潮北縁域は,9月14日現在,竹島の南8.9マイル付近にあり,接岸している。

○黒潮流軸(種子島東)
種子島東の黒潮流軸は,9月16日現在,55マイル付近にある。

○定期船等による表面水温
各海域の表面水温は,先週と比較して,中之島,笠利崎,甑海峡で0.1〜0.2℃降温し,鹿児島,与路島で変わらず,その他の海域で0.1〜1.4℃昇温した。
平年比較では,全ての海域で"著しく高め"となった。
(データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)

※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
阿久根港入港船は,大型船5統が長崎,縄瀬,甑東でサバ類豆,マイワシ小,ウルメイワシ主体に28.8t/統・日の漁。中型船7統が縄瀬,枕崎沖,甑東,長島でマイワシ小,ウルメイワシ,サバ類小主体に23.1t/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船1統が臥蛇島でクサヤモロ小を2tの漁。中型船12統が枕崎沖,開聞沖でマイワシ,ウルメイワシ,ゴマサバ豆主体に51.7t/統・日の漁。
内之浦港,山川港は入港船なし。

○棒受網
阿久根港入港船は,37隻が長島,阿久根沖でマイワシ小,ウルメイワシ主体に0.9t/隻・日の漁。
内之浦港は入港船なし。

〇定置網
西薩南部海域では,週計でギンガメアジ(0.7〜1kg)が250kg,バショウカジキ(20〜30kg)が100kg,カマスサワラ(4〜7kg)が50kg,シマアジ(0.7〜1kg)が30kgの入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,1日のみカマスサワラ(4kg)が250kg,スマ(2kg)が200kg,ゴマサバ(600g)が180kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で35統がウルメイワシ,サバ類小,ブリ主体に32tの入網。志布志湾南部海域では,週計でサバ類,マアジ,ヤマトカマス主体に6.6tの入網。

○バショウカジキ情報
西薩海域では,流し網で20〜25kgを2〜10尾/隻・日の漁。

○ブリ飼付け
鹿児島湾口部薩摩半島側では,3〜5kgを5〜200尾/隻・日の漁。

○トビウオロープ曳網
 屋久島海域では,中トビを7〜23箱/統・日の漁。

○その他
甑島海域では,一本釣りでカンパチ(10kg)を50kg/隻・日の漁。西薩海域では,小型底曳網でツキヒガイ(100g)を100kg/隻・日の漁。一本釣りでカンパチ(0.5〜2kg)を10〜50kg/隻・日の漁。延縄でキダイ(300g)を8kg/隻・日の漁。刺網でイセエビ(200〜800g)を5〜8kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,小型底曳網でヒゲナガエビを100〜300kg/隻・日の漁。大隅半島南部海域では,タモすくいでトビウオ(200〜250g)を100kg/日の漁。志布志湾海域では,刺網でイセエビ(300〜700g)を週計で40kgの漁。屋久島海域では,一本釣りで,ハマダイ(1〜5kg)を週計で80kgの漁。奄美南部海域では,一本釣りの4日操業でキハダ(20〜37kg)を224kg/隻,2〜3日操業でタチウオ(1〜5kg)を38kg/隻,ハマダイ(1〜5kg)を34kg/隻の漁。