令和7年8月7日発行(7月31日〜8月6日)
第3115報【旧暦:閏6月7日〜閏6月13日/月齢:6.3〜12.3/潮汐:小潮〜中潮】
※海 況
○黒潮北縁域(薩南〜トカラ群島海域)
黒潮北縁域は,8月4日現在,竹島の南10マイル付近にあり,接岸している。
○黒潮流軸(種子島東)
種子島東の黒潮流軸は,8月5日現在,61マイル付近にある。
○定期船等による表面水温
各海域の表面水温は,先週と比較して,笠利崎で0.8℃降温し,その他の海域で0.6〜1.5℃昇温した。
平年比較では,笠利崎で"やや高め",鹿児島,佐多岬,与路島で"かなり高め",その他の海域で"著しく高め"となった。甑海峡は観測機器調整中。
(データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)
※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
阿久根港入港船は,大型船4統が甑東,馬毛島でウルメイワシ,マイワシ小,クサヤモロ主体に31.3t/統・日の漁。中型船9統が長島,津倉,馬毛島,串木野沖でマイワシ小,サバ類大,クサヤモロ主体に18.2t/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船8統が枕崎沖,野間池沖,島間沖,屋久新でマイワシ,ウルメイワシ,クサヤモロ中主体に38.6t/統・日の漁。中型船12統が津倉,内之浦沖,島間沖,湯瀬でゴマサバ中,クサヤモロ中小,ブリ主体に24.8t/統・日の漁。
内之浦港,山川港は入港船なし。
○棒受網
阿久根港入港船は,49隻が阿久根沖,長島でウルメイワシ,マイワシ小主体に1t/隻・日の漁。
内之浦港は入港船なし。
○定置網
西薩南部海域では,週計でゴマサバ(200g)が300kg,マルソウダ(200〜250g)が200kg,シイラ(2kg)が200kgの入網。鹿児島湾口部大隅半島側では,週計でキハダ(8〜10kg)が400kg,ヒラソウダ(3kg)が50kg,スマ(1〜1.2kg)が40kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で22統がサバ類小主体に30tの入網。志布志湾南部海域では,週計でサバ類,ニベ類,マアジ主体に9.9tの入網。
○キビナゴ刺網
甑島海域では,7〜14箱/隻・日の漁。西薩南部海域では,1〜14箱/隻・日の漁。
○トビウオロープ曳網
屋久島海域では,セミトビを5〜24箱/統・日,中トビを4〜7箱/統・日の漁。
○その他
西薩海域では,ごち網でマダイ(1kg)を2〜10kg/隻・日,チダイ(300g)を10kg/隻・日の漁。一本釣りで1日のみスジアラ(3kg)を27kg/隻,スギ(3kg)を9kg/隻,カンパチ(1kg)を7kg/隻,オオモンハタ(1kg)を7kg/隻の漁。延縄でキダイ(300g)を6〜12kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,小型底曳網でヒゲナガエビを週計で200kgの漁。大隅半島南部海域では,潜水器漁業でトサカノリを週計で2.5tの漁。屋久島海域では,一本釣りでカンパチ(7〜8kg)を750kg/隻・日,ハマダイ(1〜5kg)を50kg/隻・日,アオダイ(1kg)を33kg/隻・日の漁。奄美南部海域では,一本釣りの5日操業でキハダ(30〜52kg)を828kg/隻の漁。延縄の3日操業でキンメダイ(1.5kg)を394kg/隻,メダイ(2〜8kg)を260kg/隻の漁。旗流しの4日操業でキハダ(20〜30kg)を392kg/隻の漁。