令和7年2月20日発行(2月13日〜2月19日)
第3091報【旧暦:1月16日〜1月22日/月齢:14.6〜20.6/潮汐:大潮〜小潮】

※海 況
○黒潮北縁域
 黒潮北縁域は,2月18日現在,屋久島御崎の南1.7マイル付近にある。

○黒潮流軸(種子島東)
 種子島東の黒潮流軸は,2月18日現在,57マイル付近にある。

○定期船等による表面水温
 各海域の表面水温は,先週と比較して笠利崎で0.5℃昇温し,その他の海域で0.1〜2.9℃降温した。
 平年比較では,笠利崎,与論で“平年並”,鹿児島,中之島,与路島で“やや低め”,黒潮流域,屋久島御崎で“かなり低め”,その他海域で“著しく低め”となった。
(データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)

※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
 枕崎港入港船は,大型船3統が志布志沖でマアジ豆,ソウダガツオ主体に16t/統・日の漁。中型船6統が串木野沖,湯瀬,枕崎沖でマルアジ豆,ゴマサバ中,マアジ中主体に26.2t/統・日の漁。
 阿久根港,内之浦港,山川港は入港船なし。

○棒受網
 阿久根港,内之浦港は入港船なし。

○定置網
 甑島海域では、週計でゴマサバ(600g)が220kg,ヒラマサ(2kg)が40kg,ウスバハギ(1kg)が20kgの入網。西薩南部海域では,カンパチ(1kg)が200kg/日,ゴマサバ(200〜300g)が100〜200kg/日,ヒラマサ(2〜3kg)が100kg/日,ウスバハギ(1kg)が100kg/日,ブリ(5〜6kg)が70〜80kg/日の入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,マアジ(200〜300g)が200kg/日,メアジ(100〜200g)が200kg/日の入網。一日のみマアジ(50〜70g)が8t,マサバ(100〜150g)が2tの入網。鹿児島湾口部大隅半島側では,週計でオオニベ(6〜10kg)が1t,イトヒキアジ(1〜2kg)が750kg,サバ類(600〜800g)が580kg,メアジ(200〜400g)が430kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で33統がカタクチイワシ,カマス類,タチウオ主体に12tの入網。志布志湾南部海域では,週計でサワラ,ブリ,タチウオ主体に3.7tの入網。

○ブリ飼付け
 鹿児島湾口部薩摩半島側では,6〜7kgを3尾/隻・日の漁。大隅半島南部海域では,6〜10kgを20〜30尾/隻・日の漁。

○トビウオロープ曳き網
 屋久島海域では,大トビを2〜7箱/統・日の漁。

○その他
 西薩海域では,小型底曳網でツキヒガイ(90g)を100kg/隻・日の漁。ごち網でマダイ(1〜2kg)を5〜62kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,一本釣りでマダイ(1〜1.5kg)を10尾/隻・日,ヘダイ(1〜1.5kg)を10尾/隻・日の漁。1日のみ刺網でメダイ(5kg)を180尾/隻の漁。志布志湾海域では,かご網でバイを10kg/隻・日の漁。屋久島海域では,一本釣りでハマダイ(1〜5kg)を100kg/隻・日,メダイ(4〜5kg)を10〜20尾/隻・日の漁。1日のみ一本釣りでオオクチイシナギ(10〜40kg)を20尾/隻の漁。奄美南部海域では,旗流しの3〜6日操業で,ソデイカ(胴体のみ7〜12kg)を336kg/隻の漁。一本釣りの2〜3日操業でキハダ(20〜40kg)を229kg/隻,タチウオ(1.5〜2kg)を44kg/隻の漁。