【携帯電話用】
令和7年10月2日発行(9月25日〜10月1日)
第3122報【旧暦:8月4日〜8月10日/月齢:3.3〜9.3/潮汐:中潮〜長潮】
※海 況
○黒潮北縁域(薩南〜トカラ群島海域)
黒潮北縁域は,9月30日現在,屋久島御崎の北10.7マイル付近にあり,接岸している。
○黒潮流軸(種子島東)
種子島東の黒潮流軸は,9月30日現在,30マイル付近にある。
○定期船等による表面水温
各海域の表面水温は,先週と比較して,黒潮流域,笠利崎,与論で0.1〜0.2℃昇温し,その他の海域で0.1〜0.9℃降温した。
平年比較では,全ての海域で"著しく高め"となった。
(データは水産庁「水産資源調査・評価推進委託事業」で取得)
※漁 況(主要な魚種のみ記載しています)
○まき網
阿久根港入港船は,大型船9統が甑東,長崎,牛深沖でマイワシ小,ウルメイワシ,サバ類小主体に24.9t/統・日の漁。中型船5統が縄瀬,津倉,甑東でマイワシ小,ウルメイワシ,サバ類豆主体に22.2t/統・日の漁。
枕崎港入港船は,大型船6統が甑東,津倉でマイワシ,ゴマサバ豆,ウルメイワシ主体に31t/統・日の漁。中型船17統が津倉,種子島南,野間池沖,甑東でウルメイワシ,ゴマサバ豆,クサヤモロ豆主体に21.7t/統・日の漁。
内之浦港,山川港は入港船なし。
○棒受網
阿久根港入港船は,54隻が阿久根沖,長島でウルメイワシ,マイワシ小主体に1.5t/隻・日の漁。
内之浦港は入港船なし。
〇定置網
西薩南部海域では,週計でツムブリ(2kg)が100〜200kg,スマ(1kg)が100〜200kg,シイラ(2〜3kg)が100kgの入網。鹿児島湾口部薩摩半島側では,週計でカンパチ(2.5〜3kg)が1.9t,スマ(2kg)が400kgの入網。大隅半島東部海域では,週計で30統がヘダイ,カマス類,サバ類中主体に15tの入網。志布志湾南部海域では,週計でマルアジ,サバ類,マアジ主体に20.3tの入網。
〇キビナゴ刺網
甑島海域では,3〜11箱/隻・日の漁。
○バショウカジキ情報
甑島海域では,流し網で7〜15尾/隻(サイズ不明)の漁。西薩海域では,流し網で20〜25kgを10尾/隻・日の漁。西薩南部海域では,定置網で20kgを週計で120kgの漁。
○ブリ飼付け
鹿児島湾口部薩摩半島側では,3〜6kgを7〜200尾/隻・日の漁。
○トビウオロープ曳網
屋久島海域では,中トビを7〜32箱/統・日の漁。
○その他
西薩海域では,小型底曳網でツキヒガイ(100g)を100kg/隻・日の漁。一本釣りでカンパチ(0.8〜3kg)を15〜100kg/隻・日,オオモンハタ(1kg)を7〜9kg/隻・日の漁。刺網でイセエビ(300g)を15kg/隻・日の漁。ごち網でマダイ(1kg)を11kg/隻・日の漁。延縄でキダイ(300g)を3〜5kg/隻・日の漁。西薩南部海域では,小型底曳網でヒゲナガエビを100〜300kg/隻・日の漁。大隅半島南部海域では,タモすくいでトビウオ(200〜250g)を週計で3.8tの漁。屋久島海域では,一本釣りでハマダイ(1〜4kg)を80kg/隻・日の漁。奄美南部海域では,一本釣りの5日操業でキハダ(30〜50kg)を467kg/隻の漁。延縄の3日操業でメダイ(3〜8kg)を60kg/隻の漁。