スジアラなど,地元から放流要望の強い魚種の種苗量産技術開発や,養殖魚種多様化のための新たな有望魚種についての種苗生産技術の開発を行っています。また,ブリ養殖における無駄の少ない効率的な給餌モデルの開発を行っています。
カンパチ
 種苗量産技術について概ね確立したことから,平成23年度からは垂水市内に設置した量産施設において,かごしま豊かな海づくり協会への技術移転に取り組み,カンパチ養殖業者に人工種苗の供給を進めています。

スジアラ
 数万尾単位での種苗生産技術はほぼ確立しました。安定的な種苗量産技術の確立,放流技術の開発などが今後の課題です。

ヤコウガイ
 20mm台のサイズで年間1万個以上の生産が可能となり,基本的な生産技術は確立しています。飼育初期や低水温期における生残率向上などが今後の課題です。

シラヒゲウニ
 種苗量産技術は確立しており,奄美地域に年間数万個単位で種苗の供給を行っています。

オオモンハタ・ヤイトハタ
 オオモンハタは平成24年度に初めて種苗生産に成功しました。今後は,養殖魚種として,より有望なヤイトハタの種苗生産技術の開発を行います。