2013.8.27ヘテロ
赤潮注意報発令
八代海注意報 No.2
[1]8月26日の東町漁協による調査結果
26日に,長島町の浦底湾においてヘテロシグマ アカシオによる着色があり,東町漁協の調査で細胞数は1,000cells/ml確認されました。また,白瀬湾でもプロロセントラム デンタータムを主とする混合赤潮が発生し,ヘテロシグマ アカシオも300cells/ml確認されました。
[2] 今後の赤潮発生の予想
ヘテロシグマ アカシオはラフィド藻に属する長さ15μm前後の種で,適水温(15〜25℃),適塩分ともに広く,八代海では,主に長島町浦底湾において5〜6月に本種による赤潮の形成がみられます。
また,本種は鉛直移動を行い,日中は表層に集積し,夜間は全層に拡散する傾向があります。
八代海南部海域では9月まで本種赤潮が発生しており,状況によっては細胞数が増加する可能性があります。出現海域付近の養殖場では十分な注意が必要です。