2013.6.27注意報マリーナ-1

鹿児島湾

赤潮注意発令

[1]6月27日の調査結果
 本日の調査の結果,ほとんどの調査定点でシャットネラ マリーナを1〜26cells/ml確 しました。またディクチオカ フィブラの無骨格タイプ(旧:球形シャトネラ)を5〜102cell s/ml確認しました。
  珪藻類は全体的に多い状況でした。

数字はシャットネラ マリーナの,(数字)はディクチオカ フィブラの0,10m層での細胞数合計(cells/ml)

牛根麓 6,0(28,12)
牛根境 1,1(13,19)
福山沖 5,0(2,26)
湾奥中央 26,2(38,7)
桜島古河良沖 6,2(47,16)
隼人沖 4,0(26,55)
重富沖 8,1(39,27)
竜ヶ水沖 3,1(102,17)
桜島赤生原沖 7,0(38,7)
海潟沖 0,0(7,14)
桜島観音崎沖 1,0(9,28)
永田川沖 2,0(5,20)

[2] 今後の赤潮発生の予想
  シャットネラ マリーナは鹿児島湾奥部において,6月上旬〜中旬に赤潮を形成したところですが,本日の調査ではほぼ全調査海域で1〜26cells/ml確認されました。
 珪藻類は全体的に多い状況ですが,これまでの降雨により塩分はやや低くなっており,今後の状況変化によっては,シャットネラ マリーナが増殖する可能性もあるので,各漁協・養殖業者におかれましては,定期的に漁場周辺の採水・検鏡を行い,本種の有無など漁場環境の把握に努めるとともに,状況により餌止めを実施する等,十分な注意が必要です。
 なお,ディクチオカ フィブラの無骨格タイプについては,100cells/ml以上確認された地点もありました。本県では単独で赤潮化したことはありませんが,他県では養殖魚の餌食いの低下やへい死等の悪影響が報告されていますので,注意が必要です。


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