2013.6.12PM警報マリーナ

鹿児島湾

赤潮警報発令中

[1]6月12日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
 本日,鹿児島湾を調査したところ,重富沖でシャットネラ マリーナと珪藻類による着色域が確認され,細胞数は1m層で262cells/mlでした。その他の海域では着色域は確認されず,全定点で本種が確認され,細胞数は表層で3〜44cells/mlでした。珪藻類は全体的にやや多い状況でした。

数字はシャットネラ マリーナの0,5,10,15m層での細胞数合計(cells/ml)

牛根麓 8,-,3,-
牛根境 10,-,5,-
福山沖 3,-,2,-
湾奥中央 10,-,1,-
桜島古河良沖 3,-,14,-
隼人沖 10,-,10,-
重富沖 75,-,11,-
      ※1m層 262
竜ヶ水沖 11,-,7,-
居世神 44,12,2,10
辺田   24,20,4,6
牛根境 17,24,6,8
中磯    11,3,3,6
黒神   28〜47,-,14〜17,-
園山   23,-,7,-

[2] 今後の赤潮発生の予想
 今後の降雨等による環境の変化によっては,細胞数が増加し,着色域が拡大する可能性があります。よって,出現海域付近の養殖場では検鏡により細胞数の動向を把握し,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,餌止めの徹底等の対策が必要です。


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