2013.6.6警報マリーナ-3

鹿児島湾

赤潮警報発令中

[1]6月6日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
 本日,鹿児島湾を調査したところ,牛根麓漁港奥でシャットネラ マリーナによる着色域が確認され,細胞数は表層で861cells/mlでした。その他の海域では着色域は確認されず,全定点で本種が確認され,細胞数は表層で1〜28cells/mlでした。珪藻類は全体的にやや多い状況でした。

数字はシャットネラ マリーナの0,10m層での細胞数合計(cells/ml)

牛根麓 28,2
牛根境 9,5
福山沖 2,1
湾奥中央 12,5
桜島古河良沖 10,6
隼人沖 1,1
重富沖 8,8
竜ヶ水沖 13,10
桜島赤生原沖 13,14
海潟沖 0,1
桜島観音崎沖 10,5
永田川沖 3,5

[2] 今後の赤潮発生の予想
 今回の調査では,湾央部でもシャットネラ マリーナが確認されました。明日以降しばらくは天候が回復する予報であることから,今後細胞数が更に増加し,着色域が拡大する可能性があります。よって,出現海域付近の養殖場では検鏡により細胞数の動向を把握し,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,餌止めの徹底等の対策が必要です。


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