2012.12.5

八代海

[1] 12月5日の調査結果

(1) 赤潮生物の出現状況
 全調査点において有害種による着色域は確認されませんでした。
 有害種については,薄井,獅子島〜水俣の中央,獅子島〜出水の中央及び出水沖の表層,脇崎,元ノ尻瀬戸のそれぞれ海水1Lを1000倍に濃縮して検鏡したところ,シャトネラ属やコクロディニウムは確認されませんでしたが,脇崎表層でカレニア ミキモトイを1cell/ml確認しました。
 珪藻類は,ほとんどない状況でした。

数字はシャトネラ属の,( )内数字はコックロディニウムの0m層の細胞数(cells/ml)

〈濃縮検鏡1000倍〉
元ノ尻瀬戸 0.000(0.000)
脇崎 0.000(0.000)
薄井 0.000(0.000)
獅子島〜出水の中央 0.000(0.000)
出水沖 0.000(0.000)
獅子島〜水俣の中央 0.000(0.000)

(2) 海 況
 表層水温は八代海全域で17.2〜17.6℃で平年同時期よりやや低め,塩分は33.1〜33.3,DOは7.2〜7.7mg/L,透明度は6.0〜14.0mで平年同時期並みとなっています。

[表層水温平均]
17.4℃ 平年比-0.6℃ 平年よりやや低め
[表層塩分平均]
33.1  平年比−0.3 平年並み
[表層DO平均]
7.4mg/l   平年比+0.2mg/l 平年並み
[透明度平均]
11.1m 平年比±0.0m 平年並み

※平年値:H14〜H23年の12月の平均値

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