2012.10.31
八代海
[1] 10月30日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
全調査点において有害種による着色域は確認されませんでした。
有害種については,薄井,獅子島〜水俣の中央,獅子島〜出水の中央及び出水沖の表層,脇崎,元ノ尻瀬戸のそれぞれ海水1Lを1000倍に濃縮して検鏡したところ,シャトネラ属やコクロディニウムは確認されませんでした。
珪藻類については,少ないかほとんどない状況でした。
※数字はシャトネラ属の,( )内数字はコックロディニウムの0m層の細胞数(cells/ml)
〈濃縮検鏡1000倍〉
元ノ尻瀬戸 0.000(0.000)
脇崎 0.000(0.000)
薄井 0.000(0.000)
獅子島〜出水の中央 0.000(0.000)
出水沖 0.000(0.000)
獅子島〜水俣の中央 0.000(0.000)
(2) 海 況
表層水温は八代海全域で22.5〜22.7℃と平年よりやや低め,塩分は32.8〜33.0,DOは6.1〜6.8mg/L,透明度は4.0〜12.0mで平年同時期並みとなっています。
[表層水温平均]
22.6℃ 平年比-1.9℃ 平年よりやや低め
[表層塩分平均]
32.8 平年比±0.0 平年並み
[表層DO平均]
6.5mg/l 平年比±0.0mg/l 平年並み
[透明度平均]
8.2m 平年比+0.4m 平年並み
※平年値:H14〜H23年の10月の平均値