2012.2.14
八代海
[1] 2月13日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
調査全域で,有害種による着色域はみられませんでした。
有害種については,脇崎,伊唐島東岸,獅子島〜御所浦島,八代海中央,出水沖の表層を採水した海水2Lを濃縮(2000倍)して検鏡したところ,シャトネラ属やコックロディニウム ポリクリコイデスは確認されませんでした。また,珪藻類は,タラシオシーラ属による袋状の群体が全域で確認(表層に多く,30m層にもみられる)され,他の珪藻類は少ない状況でした。
※数字はシャトネラ属の,( )内数字はコックロディニウムの表層の細胞数(cells/ml)
(濃縮検鏡 2000倍)
伊唐島東岸表層 0(0)
八代海中央表層 0(0)
出水沖表層 0(0)
獅子島〜御所浦島表層 0(0)
脇崎表層 0(0)
(2) 海 況
[表層水温平均]
12.7℃ 平年比 -0.7℃ 平年よりやや低め
[表層塩分平均]
33.1 平年比 -0.6 平年よりやや低め
[表層DO平均]
8.4 平年比 +0.1 平年並み
[透明度平均]
9.5m 平年比 -1.9m 平年よりやや低め
※平年値:H14〜H22年の2月の平均値