2011.10.22貧酸素

鹿児島湾貧酸素情報

[1]10月22日7:00の牛根漁協の調査結果

(1) 貧酸素の状況
 表層から40m層まで,4.0mg/lを下回る貧酸素水塊は確認されませんでした。

数字は水深0m,5m,10m,15m,20m,30m,40m層での溶存酸素量(mg/L)

居世神沖 5.7,5.0,5.0,5.2,5.2,5.3,5.2
辺田沖  4.7,4.5,4.5,5.0,5.2,5.1,5.3
牛根境沖 6.2,5.2,4.7,4.7,4.4,4.8,4.8
中磯沖  5.9,5.0,5.3,4.9,4.6,4.5,4.4

(2) 海 況
 表層水温は23.6〜23.8℃と,平年(25.0℃)より低め。

[2] 今後の貧酸素水塊の予想
 今回の調査では,表層から40m層まで,貧酸素水塊は確認されませんでした。
 現在,表層水温の降下によって起こる鉛直循環が進みつつあると考えられますが,それが活発となる10月下旬までは,中層付近で貧酸素状況が発生する可能性があると思われますので,注意が必要です。

(注意事項)

・給餌の際,魚群が遊泳すると,貧酸素層 の水が表層まで浮き上がるおそれがあります。
・過去,溶存酸素が4.0mg/lを下回った状況での給餌で,へい死事故が発生した事例がありますので,注意が必要です。
・給餌の前には,必ず溶存酸 素量を確認し,餌食いの状況を見て,無理な給餌を避けた方がよいでしょう。


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