2011.10.21貧酸素

鹿児島湾貧酸素情報

[1]10月21日6:30の牛根漁協の調査結果

(1) 貧酸素の状況
 4.0mg/lを下回る貧酸素水塊は確認されませんでしたが,15m層で酸素濃度がやや低い地点がみられました。

数字は水深0m,5m,10m,15m,20m層での溶存酸素量(mg/L)

居世神沖 6.0,5.7,6.4,4.8,5.1
辺田沖  5.9,5.6,5.6,4.9,5.2
牛根境沖 5.2,5.0,4.8,4.3,4.5
中磯沖  5.2,5.2,5.0,4.9,4.6

(2) 海 況
 表層水温は23.5〜23.9℃と,平年(25.0℃)より低め。

[2] 今後の貧酸素水塊の予想
 今回の調査では,貧酸素水塊は確認されませんでしたが,15m層の酸素濃度がやや低い地点がみられました。
 今後,表層水温の降下によって起こる鉛直循環が活発となる10月下旬までは,中層付近で貧酸素状況が発生する可能性があると思われますので,注意が必要です。

(注意事項)

・給餌の際,魚群が遊泳すると,貧酸素層 の水が表層まで浮き上がるおそれがあります。
・過去,溶存酸素が4.0mg/lを下回った状況での給餌で,へい死事故が発生した事例がありますので,注意が必要です。
・給餌の前には,必ず溶存酸 素量を確認し,餌食いの状況を見て,無理な給餌を避けた方がよいでしょう。

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