2011.9.29貧酸素

鹿児島湾貧酸素情報

[1]9月29日7:00の牛根漁協の調査結果

(1) 貧酸素の状況
 鹿児島垂水市辺田沖の水深5m層で,溶存酸素量が4.0mg/lを下回っていました。

数字は水深0m,5m,10m,15m層での溶存酸素量(mg/L)

7:00調査
居世神沖 5.7,4.0,4.2,4.3
辺田沖  4.3,3.7,4.3,4.4
牛根境沖 4.2,4.4,4.3,4.3
中磯沖  4.6,4.2,4.1,4.2

9:00調査
湾中央 6.2 5.7 5.6 4.3
重富沖 7.0 6.5 5.0 5.0
三島沖(隼人) 6.2 6.1 6.0 4.8
下井沖(敷根) 6.2 5.8 5.5 4.2
福山沖 5.3 * * 4.2

(2) 海 況
 表層水温は24.5〜24.9℃と,平年(28.0℃)より低め。

(注意事項)

今後,表層水温の降下によって起こる鉛直循環が活発となる10月下旬までは,中層付近では現在の貧酸素状況が継続,または更に進行する可能性があると思われます。
・給餌の際,魚群が遊泳すると,貧酸素層 の水が表層まで浮き上がるおそれがあります。
・過去,溶存酸素が4.0mg/lを下回った状況での給餌で,へい死事故が発生した事例がありますので,注意が必要です。
・給餌の前には,必ず溶存酸 素量を確認し,餌食いの状況を見て,無理な給餌を避けた方がよいでしょう。

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