2011.4.22

[1]4月21日の調査結果

(1) 赤潮生物の出現状況
 有害種については,ヘテロシグマ アカシオが1〜4cell/ml,セラチウム属が1〜8cells/ml確認されました。
  
(2) 海 況
 表層水温は湾央部で16.6〜17.3℃,湾奥部で16.7〜17.6℃と平年同時期よりやや低め,塩分は33.0〜33.8で平年同時期並,透明度は5.0〜10.0mで平年同時期並となっています。
水 温:平均 17.1℃
塩 分:平均  33.3
透明度:平均  8.0m
(平年値は平成1〜22年の4月平均値)

[2] 今後の赤潮発生の予想
 鹿児島湾は,水温の上昇に伴い,プランクトンの増殖が活発になる赤潮シーズンに入っています。21日の調査では,ヘテロシグマ アカシオが4調査点で確認されましたが,同種の増殖適水温域は広く(15〜25℃,鹿児島湾では16〜17℃での発生が多い),また現在,全体的に珪藻類が少ないかほとんどないので,海域の状況によっては増殖する可能性もあり,注意が必要です。各漁協・養殖業者におかれましては,定期的に漁場周辺の採水・検鏡を行い,有害プランクトンの有無など漁場環境の把握に努めて下さい。

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