2011.3.16山川湾警報続報-2ヘテロ
[1]3月16日の調査結果
本日,山川湾で赤潮調査を実施したところ,全域でヘテロシグマ アカシオによる薄い着色域が確認されました。湾奥部の表層で,最大938cells/mlを確認しました。
[2] 今後の赤潮発生の予想
昨日と比べ,着色域は薄く,最高細胞数も減少していますが,本日は風が強く時化ており,この影響でヘテロシグマ アカシオは撹拌されたものと思われます。
依然として本種の増殖に適した水温で,競合する珪藻類が少ない状況であり,海域の状況によっては今後も増殖し,濃い着色域を形成する恐れがありますので,餌止めの徹底や十分な監視を引き続き行ってください。
※数字はヘテロシグマ アカシオの表層,0m,5m,10m,15m,20m,30m,40m層での細胞数(cells/ml)
湾奥部 606,328,222,-,-,-,-
湾中央 683,583,153,127,207,2,0
湾口部 550,344,111,-,-,-,-
494,700,255,-,-,-,-
外港部 428,333,273,-,-,-,-
漁協前 683(0m)
フェリー乗場前 938(0m)
造船所前 794(0m)
[表層水温]
15.6〜16.3℃
[表層塩分]
34.0〜34.5
[表層DO]
7.9〜9.6mg/L
[透明度]
6.0〜8.0m