2011.3.2山川湾警報続報-2ヘテロ

[1]3月2日の調査結果
 本日,山川湾を調査したところ,調査全域で着色域は確認されませんでしたが,ヘテロシグマ アカシオを,山川町漁協前の表層で,最大156cells/ml確認しました。

[2] 今後の赤潮発生の予想
 ヘテロシグマ アカシオの細胞数は減少傾向ですが,まだ湾全域で本種が確認されています。今後の海域の状況によっては,細胞数が増加する可能性があります。また潮流や風向きの影響で,場所によっては高密度に蝟集することも考えられますので,出現海域付近の養殖場では,餌止めの徹底等,十分な注意が必要です。
(参考)
 ヘテロシグマ アカシオによる致死濃度
   カンパチ 30000cells/ml前後
   ブリ   100000cells/ml前後

数字はヘテロシグマ アカシオの表層,0m,5m,10m,15m,20m,30m,40m層での細胞数(cells/ml)
湾奥部 79,42,2,4,1,-,-
湾中央 43,114,3,0,0,0,0
湾口部 19,12,15,1,0,0,0
漁協前 156(0m)

[表層水温]
15.8〜16.4℃
[表層塩分]
33.6〜34.3
[表層DO]
7.3〜8.9mg/L
[透明度]
7.0〜9.0m


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