2010.8.18
8/17 八代海赤潮調査結果
[1] 8月17日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
全調査点において着色域は確認されず。
有害種については,シャトネラ属,コックロディニウムとも確認されず。セラチウム属を最大23cells/ml確認。
珪藻類は,全体的に多い状況。
(2) 海 況
表層水温は八代海全域で27.2〜28.8℃で平年同時期より+0.3℃,塩分は31.1〜31.9で平年同時期より+0.4と平年並み,透明度は5.0〜8.0mで平年よりやや低め。
[表層水温平均]
27.9℃ 平年比+0.3℃ 平年並み
[表層塩分平均]
31.5 平年比+0.4 平年並み
[表層DO平均]
7.2 平年比+0.1 平年並み
[透明度平均]
6.7m 平年比-1.6m 平年よりやや低め
※平年値:H13〜H21年の8月の平均値
[2] 今後の赤潮発生の予想
調査海域では珪藻類が多い状況で,今のところ,競合するシャトネラ属が増殖しにくい状況と考えられます。
しかし現在の海域は高水温,高塩分で,コックロディニウムの増殖に適した環境であり,今後も注意が必要です。定期的な検鏡等により十分な監視を行って下さい。
※次回調査は9月1日の予定