2010.8.10
8/9 八代海赤潮調査結果
[1] 8月9日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
全調査点において着色域は確認されず。
有害種については,シャトネラ属,コックロディニウムとも確認されず。
珪藻類は,全体的に多い状況。
(2) 海 況
表層水温は八代海全域で26.9〜28.0℃で平年同時期より−0.1℃と平年並み,塩分は29.2〜31.3,透明度は5.0〜9.0mで平年よりやや低め。
[表層水温平均]
27.5℃ 平年比-0.1℃ 平年並み
[表層塩分平均]
30.3 平年比-0.9 平年よりやや低め
[表層DO平均]
7.0 平年比-0.1 平年並み
[透明度平均]
7.4m 平年比-0.8m 平年よりやや低め
※平年値:H13〜H21年の8月の平均値
[2] 今後の赤潮発生の予想
調査海域では珪藻類が多い状況で,今のところ,競合するシャトネラ属が増殖しにくい状況と考えられます。
しかし熊本県の昨日の調査では,樋ノ島沖でコックロディニウムが48cells/ml確認されていますので,今後も有害種の増減に注意が必要です。
定期的な検鏡等により十分な監視を行って下さい。
※次回調査は8月17日の予定