2010.8.2警報解除アンティーカ

八代海のシャトネラ アンティ-カに関する赤潮警報を解除しました。


[1]8月1日の調査結果
 昨日,八代海で赤潮調査を実施した結果,全調査海域でシャトネラ アンティーカによる着色域は確認されませんでした。また本種の細胞数は,熊本県樋ノ島北表層で最大4cells/ml確認したほかは,本県海域では確認されませんでした。
 本県海域では7月30日以降,シャトネラ アンティーカの細胞数は5cells/ml以下に減少していること,熊本県の樋ノ島周辺でも減少傾向で,昨日は4cells/mlしか確認されていないことから,本種による赤潮は終息したものと考えられます。
 これらのことから,7月2日付けの赤潮警報は解除します。 

[2] 今後の赤潮発生の予想
 昨日の調査では,前調査海域でシャトネラ アンティーカの競合種である珪藻類が増殖傾向でしたが,まだ有害赤潮の発生時期であり,海域の環境条件によっては,今後も有害赤潮が発生する可能性がありますので,定期的な検鏡等により,十分な監視を行って下さい。

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