2010.7.3警報続報-1アンティーカ

八代海 赤潮警報続報 No.1

[1]7月3日の調査結果
 本日午前,調査した結果,幣串から柏栗沖にかけてシャトネラ アンティ−カの着色域を確認しました。全調査地点でシャトネラ アンティーカを確認し,幣串沖で最高753cells/ml(表層)でした。北部に薄い着色域を確認し,珪藻類が多い状況です。

[2] 今後の赤潮発生の予想 
 昨日まで,沿岸域で細胞数が多い傾向がありましたが,本日の調査では,八代海沖合で細胞数が増加しており,八代海全域でシャトネラ アンティーカが確認されている状況です。
 獅子島から水俣以北は珪藻類が非常に多い状況にありますが,シャトネラも表層で多く確認しています。
 これまでの降雨で栄養塩が高い状況が続いており,今後も細胞数が増加する可能性がありますので,引き続き厳重な警戒が必要です。
 なお,シャトネラ アンティ−カは着色しないような細胞数(30〜50cells/ml)でも,養殖魚類のへい死事例がありますので,出現海域付近の養殖場では検鏡による細胞数の動向を把握(表層〜中層)するとともに,海水の色や魚の状況に細心の注意を払い,餌止めの徹底等の対策が必要です。


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