2010.7.1注意報続報-1アンティーカ

八代海に赤潮注意報(シャトネラ アンティ-カ)を発令中

7/1午前の調査結果
[東町漁協による調査結果]
 シャトネラ アンティーカを最高32cells/ml(柏栗5m層)確認。
数字はシャトネラ属の0m,5m,10m層での細胞数(cells/ml)

伊唐島東沖 1,13,11
幣串沖 0,13,5
幣串前島 28,14,4
柏栗 9,32,19
ノサバ瀬戸 6,11,3
獅子島御所浦沖 29,3,3
御所浦島採石場沖 0,2,2
樋島南 0,2,5
姫戸沖 0,1,0

[天草市による調査結果]
 シャトネラ アンティーカを最高71cells/ml(御所浦町竹島北0m層)確認。漁場内,入江等みずしおの影響を受けにくいところで増加傾向。

7/1午後の調査結果
[東町漁協による調査結果]
 シャトネラ アンティーカが最高16cells/ml(獅子島湯ノ口沖5m層)確認され,午前中よりも減少した。獅子島〜御所浦島海域で珪藻が多く見られた。

伊唐島東沖 3,3,2
幣串前島 3,2,2
柏栗 3,0,0
獅子島湯ノ口沖 9,16,1
ノサバ瀬戸 0,2,0
獅子島御所浦沖 2,3,0
御所浦島採石場沖 0,3,4

水温 22.0〜22.5℃
塩分 30〜32
DO  6.8〜7.2mg/L

 獅子島周辺では,競合種である珪藻類が午後から多くなってきている。
 また熊本県によると,八代海北部では河川水の濁りが広範囲にみられ,塩分が10以下の調査点もあり,また珪藻類が増加しているとのこと。
 しかし本県海域では栄養塩が高く,今後の天候の回復や水温上昇により,細胞数が更に増加する可能性があるので,今後も十分な注意が必要。


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