2009.10.13
貧酸素情報No.2
[1]10月13日の調査結果
(1) 貧酸素の状況
4.0mg/lを下回る貧酸素水塊を,重富沖,隼人沖,牛根境沖の水深25m以深において確認しました。
(2) 赤潮生物の出現状況
湾奥部は全体的に珪藻類が多い状況でした。ヘテロシグマ アカシオ,シャトネラ マリーナ等の有害種は確認されませんでした。
(3) 海 況
表層水温は湾央部で24.5〜25.1℃,湾奥部で24.4〜25.2℃と平年同時期並,また,塩分については33.1〜34.0で平年同時期よりやや高め,透明度は平年同時期よりやや低めとなっています。
水 温:平均 24.8℃
湾奥部 24.7℃
湾央部 24.8℃
塩 分:平均 33.4
湾奥部 33.3
湾央部 33.8
透明度:平均 5.5m
湾奥部 4.6m
湾央部 8.3m
(平年値は平成1〜20年10月の平均値)
[2]今後の貧酸素水塊の予想
前回調査時(9/9)より表層から水深30m層までの温度差が減少しています。今後の表層水温の降下により海水の鉛直循環が起こると考えられます。