2009.9.16 注意報続報-6アンティーカ

八代海赤潮注意報続報 No.3-6

 〔9月16日の東町漁協,天草市の調査結果より抜粋〕

(東町漁協調査)
 シャトネラ アンティーカの着色域は確認されず。島北部でシャトネラ アンティーカを28〜31cells/ml確認(0〜10m層)。
 鹿児島県海域では,伊唐島東部で3cells/ml,脇崎,幣串で2cells/ml確認。
 御所浦島東岸から脇崎にかけては,珪藻類は多い状況。
(天草市調査)
 姫戸沖でシャトネラ アンティーカを最大42cells/ml確認。

〔栄養塩類について〕
 9月11日の調査の結果,調査定点表層の平均をみると,無機態窒素(DIN)は0.8μg-at/lと平年値(1.45)より低く,無機態リン(DIP)は0.16μg-at/lと平年値(0.06)より高い状況で,栄養塩は枯渇しておらず,低レベルで推移しています。この状況は,9月1日の調査時から継続しています。
 11日以降,まとまった降雨は見られませんので,現在も同様の状況と思われ,栄養塩だけでみると,シャトネラが爆発的に増殖するレベルではないと推察されます。しかし,今後の降雨の状況等によっては,栄養塩が増加する可能性もありますので,注意が必要です。
 今後とも,定期的な検鏡等により監視を行って下さい。

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