2008.10.14
Cochlodinium convolutum
(コクロディニウム コンボルタム)

※ 鹿児島湾奥部でコクロディニウムの一種である,コクロディニウム コンボルタムによる赤潮が発生しています。現在のところ本種による漁業被害発生の事例はありませんが,着色している状況では念のため餌止めを行った方が良いと思われます。10月20日山川湾でも着色が確認されました。
(状況)
○2008年10月6日 鹿児島湾水技センター調査
垂水沖を含む湾奥部において,最高67cells/ml確認。細胞長40μm前後 ,2連鎖が混ざる。
○2008年10月10日 牛根漁協調査
牛根 居世神沖にて1km×1kmの範囲でパッチ状の着色を確認。
最高細胞数 100cells/ml
○2008年10月14日 桜島養魚調査
黒神沖にてパッチ状の着色を確認。
最高細胞数 1,800cells/ml
○2008年10月15日 桜島養魚調査
黒神沖にてパッチ状の着色を確認。
最高細胞数 2,580cells/ml
○2008年10月20日 山栄水産持込海水
山川湾奥にて着色を確認。
最高細胞数 420cells/ml

(過去の発生事例)
○ 1997年9月鹿児島湾奥部2カ所(垂水市小浜沖,福山沖)で,同種による
赤潮が発生。最高細胞数:8,000cells/mlで,生簀内の養殖魚の遊泳層では30〜60cells/mlと少なく養殖魚に被害は確認されず。


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